登場人物のまとめ・2
帝国の外の人の分も含みます。まだ、追加するかもしれません。
*僕
グスタフ・ステファン・アナス・カール・アブ・ランゲラン
異世界・ルンドの最大国家テオレル帝国の生まれながらの皇太子。
即位すればグスタフ十一世と呼ばれる事になるはず。
金髪碧眼のチートな超絶美形。
テレパシー能力増強中。
前世は日本の大学生・井沢亮太。享年二十二歳。
死因は交通事故だった。
ミズホで前世の婚約者と家族の現状を知る。更に息子も一人増えた。
*美保
井沢亮太の婚約者。相思相愛だった。
亮太の死後、職場の同僚と結婚。娘と息子を産んだ模様。
僕が垣間見た時点では第三子を妊娠中。
*爺さん
異世界・ルンドの管理者。ミズホで僕の今後について、意思を確認した。
*ユリエ
ドランメン伯爵夫人。病床にあった夫に代わり国境地帯の重要拠点である所領をよく治めた。
長らく僕のメイドだった。黒目黒髪。
姉の様な恋人の様な特別に大切な人。豪商レーゼイ家の長女。
夫と死別後、遺児・ラウル・ヤイレをつれて再び僕に仕える。
僕との間に亮太と亮仁、二人の息子と、次女・碧子を産んだ。
実は武術の腕前もなかなかのもの。
*セルマ・トマソン
僕の側妃。グラーン侯爵夫人の長女。僕の長女ルイサを産んだ。
読書家で用心深い。奉仕活動に熱心に取り組む。
僕の長い不在中、子供らを良く守った。
おしゃれにあまり興味は無く、社交界も苦手。
亡父オーレは都市国家・ミッケリの三元老を務めるサマロキ家の捨てられた双子の片割れであった。
*母上
テオレル帝国の皇后。名前はソフィーエ。
髪はプラチナブロンドで眼は淡い茶色。
目下の者に対する思いやりと配慮が不足気味。
皇帝である父上とは生まれながらの婚約者同士。
やり手の宰相・スコーネ侯爵を公式愛人とする。
*父上
皇帝。首都トリアの中核部に存在する黄金宮の主。
名前はフレゼリク。
知力・体力・美貌に恵まれているが、気まぐれで飽きっぽい。
僕の関知しない庶子が多数存在する模様。
母上との夫婦関係は微妙で、部外者には理解しがたい関係。
僕が異世界の人間の転生者だと承知している数少ない人間。
僕を高く評価し、深く信頼している。
*ロルフ
僕より七歳年下の弟。顔は父上にそっくり。
髪はプラチナブロンドで眼が淡い茶色なのは母上譲り。
*マウリ
コリング伯爵マウリ・アブ・ランゲラン
僕の異母弟。母親は父上の公式愛人・グラーン侯爵夫人・カレン・ケーゼ
*ヨハン・ベルワルド
アンホルト子爵。僕の異父弟。父親である大宰相の嫡子扱いで正式な相続人。
父親譲りの灰褐色の髪にグレーの瞳だが顔のつくりは、僕に似ている。
神聖教会大本山の大聖・ソフス・ネスの寵童役を勤めさせられた過去が有る。
*ヤン・アイロ
父上と『大女亭』の女将だったスヴィ・アイロの間の息子。僕の兄さん
皇帝の庶子であることは秘密事項。亡き母の創業した『大女亭』を年子の妹アニタと共に運営中。
*アニタ・アイロ
僕の姉さん。年子の兄ヤンと一緒に母の残した『大女亭』で毎日忙しく働く。
*アネッテ
僕の正妃。因縁の多い隣国ワッデンの嫡出の第一王女。現ワッデン国王の妹。
身柄の保護と妃としての教育にユリエが深くかかわった。
ストロベリーブロンドの髪に青い瞳。
僕と同い年。
継母に幼少時監禁され虐待された事が、心臓に重大な影響を残した模様。
医師から妊娠出産には生命の危険が伴うと診断されたが、本人はその診断結果を知らない。
絵を描くのが趣味。
*モナ
父上の初めての子供。僕の異母姉。極北の民が崇める存在。強いテレパシー能力の持ち主。
人型を時々とる狼であるらしい。ずっと狼の姿の異父兄弟と行動を共にしている。
*クヌート
クヌート・エゴン・ステノ・アブ・スコウホイが本名らしい。
かつてのスコウホイ王国の嫡流の血筋。現・スコウホイ公爵。領民に慕われている模様。
帝国でテロ活動を行っていた過去は僕が封印させた。
知恵も勇気も有るが、詰めが甘い傾向が有る。
かつて僕の側妃候補だった従妹で妻のウルリカ共々、プラチナブロンドの髪に紫の瞳。
その髪と瞳の色はスコウホイ王国の王族にふさわしい色、とされている。
*大鳥
白い巨大な鳥。霊鳥。僕とユリエをミズホに運んだ。
北の荒野を越えた先の森林地帯の聖なる湖とミズホの間を行き来して暮らしているらしい。
*ヤタガラス
稀に大きなカラスの姿をとる。ミズホでは一般に黒い御神鳥として知られる。
愛らしい七歳ぐらいの男児の姿か、普通の大きさのカラスの姿で居る事が多い。