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波乗りおじさんの異世界冒険(こ、これは?電子レンジ!?)  作者: 海岸線の夕日


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5話 旅立ちの時

スキルの検証を行った。やはり、波を作るには、それ相応の水の量が必要だった。コップやバケツや水たまにでは、小さなうねりが発生する程度だ。やはり、湖や海での検証が必要になるな。僕は家を出ないとスキルは伸ばせないと結論付けた。


平凡な生活を目指す僕は、知識チートはほとんど使わなかった。僕のスキル「平凡のウェーブ」では、自己防衛が出来ない。残念だがそのうち、知識チートで無双出来る時が来るのを待つしか無い。


そして、時は経ち、15歳になった時に家を出ることにした。もちろん、向かうは海に面した街だ。


家族が見送りに来てくれた。


「アル、本当に行くのか?」父は悲しげに言った。「お前が作ったこの梅酒で飲み屋でも開けば良いのでは無いか?」


そう、酒好きな父の為に、梅酒を作ったのだ。こっちの人は梅は基本的に食べない。だから、簡単に梅は手に入るし、砂糖と梅と強い酒を混ぜるだけの簡単なものだ。


「あなたが考えた、このピーラーってのは、本当に便利ね」母はつぶやいた。

「あなたの発想はとてもユニークよ、商人としてやっていけるわよ」


調理長が涙流して、喜んだピーラー。野菜を剥くのが面倒だと嘆いてたのを聞いた僕は、ピーラーという道具を作ってはどうかと提案した。


「アル、お前が教えてくれた、タコスのレシピは、今は騎士団の定番になってるんだぞ」兄のレオンは誇らしげに言った。「お前なら、素晴らしいタコス屋も作れるのに、、、」


前世でよく作ったタコス。兄の少しでも役に立てばと思い、兄に渡したレシピだ。


みんな僕のことを引き止めてくれる。正直、嬉しいがやはり、スキルの検証は絶対に必要だ。残念なことに、この地ではスキルの検証が出来ないのだ。


「みんな、ありがとう、本当にお世話になりました、僕は平凡のウェーブの可能性を信じているんだ」


ウェイブリッジ家では、タブーとなっている僕のスキル。久々に聞いた僕のスキル名にみんな驚いた。


「そうか、今までずっと考えてたんだな、そうか、、、うむ、行ってこい、ビッグウェーブに乗るんだぞ!」

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