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波乗りおじさんの異世界冒険(こ、これは?電子レンジ!?)  作者: 海岸線の夕日


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25話 真実のスパイス

気を良くしたのかセレナは自ら語り出した。


「下僕には色々教えてやるよ」


「もう慣れているけど、弱い乙女を演じ続けるのは、疲れるよな、本当」


「討伐失敗と見せかけて、王様に報奨金アップを求めた。さらに、この討伐が終われば、王子との結婚を確約させた」


なんだと?


「欲しいものは金だけじゃねーよ」 彼女は嘲るように笑った。「権力も欲しいのさ。王妃の座が。でもクリストファーの野郎は、ちっともこっちのこと気にもかけちゃくれない。何でだ? あれだけ完璧な乙女を演じたのに。クソイライラする」


その瞬間、すべてが繋がった。王子の言葉がキーワードのように頭に蘇った。


・下品な女

・欲望に忠実

・自由

・海賊の女


いた——!


王子の理想の女性が、ここにいた!しかも身近に!


ある——!


私にもできることが。二人をくっつけることだ。


王子の秘密(理想の女性像)を知っているのは私だけ。

勇者の秘密(野心と本性)を知っているのも私だけ。


私はこの状況をハッピーエンドに導ける唯一の存在なのだと悟った。


これはもはや料理を温めるどころのはなしではない。二人の冷め切った関係に、最後の「スパイス」——真実という名の熱を、そっと加えること。


それが、この波乗りおじさんことアルド改めリリアという名の女装した調理師の真の役割だったのだ。

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