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23話 あるはずのモノが無い
その夜、彼女に一人で呼び出された。
「あなた、男ね?」
もうこの展開は慣れている。場数をこなしている俺を舐めるなよ。
「セレナ様、失礼にも程がありますわ」
するとセレナは突然近づき、言い放った。
「本当にそうかしら?」
私の股間を掴もうとした——が、空振りに終わった。
ふっバカめ!形勢逆転だこのヤロー!俺は思いっきり女を甲高い声でアピールする事にした。
「きゃあ!何をするんですか!」
彼女は低い声で叫んだ。
「ちん○がねえええー!」
お股カップが守ってくれたのだ。わずかな膨らみさえエリザベスさんに許されなかった厳しい修行に耐えた結果が出たのだ。気分はハイになって、調子に乗ってしまった。
「勇者様が私を襲うなんて……報告させていただきます」
不意に勇者様を追い詰めてしまった。
「ちっ、ヤるか」
え?
舌打ち?
え?
今、殺すって言わなかったか?
あれ?
聞き間違いかな?
勇者だよね?
正義の味方だよね?
セレナが剣を抜いた。月明かりに浮かぶ彼女の顔は、鋭い野心に歪んでいた。
「死ね!」
絶体絶命なんですけどぉ?!
だって、魔物討伐の過酷な旅で心折られた繊細な心の持ち主の女性のはずじゃ、、、
やべぇ
こいつは本気でやべぇ




