表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
波乗りおじさんの異世界冒険(こ、これは?電子レンジ!?)  作者: 海岸線の夕日


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/28

13話 震えるぞフード!

ジョジョの奇妙な冒険の有名なセリフをオマージュさせて頂きました。

王城では審査室が設けられていた。それはそうだよな、いきなり王様に会えるわけないよな。そこにはすでに全国から集まった怪しい人々が一攫千金を狙って並んでいた。あーこれは一種のプレゼンみたいな感じだな。よし、目立ってなんぼだ!生前のサラリーマンでも良くやったな。懐かしい。


待つこと数時間、いよいよ俺の番が来た。


「次のもの入室を許可する」


俺はまず扉をノックしてた。「コンコン」


「入れ!」


俺は審査室に入った。


「ノックは要らない」


要らないのかよっ!って心の中で突っ込んだ。


「失礼します」


中央に様々な食材や水などの飲み物や料理まで置かれたテーブルが設けられていた。後方には審査員と見られる方々が数名と護衛もいた。


よし、気合いを入れるぞ。


俺は人参とジャガイモを一つずつ選んだ。あとはガラスのコップに入った水と木製の器に入ったシチューもいっとくか。複数の食材を選んだことで軽く審査員が唸った。


「ほう、複数の違う素材を選ぶのか、よっぽど自信があると見えるな」


「すみませんが、水とシチューは陶器の入れ物に変えていただけないでしょうか?」


ガラスは割れるかもしれないし、木製の器も焦げるかもしれないから、念のためだ。


「なに!ん、まぁ、良かろう」


よし、舞台は整った。あとは審査員の印象に残るように考えてきた詠唱を披露するだけだ。やっぱり、地球のアニメのセリフだろ。ちょっとパクらせてもらった。かなり恥ずかしいけど、こーゆーのは勢いが大事だ。覚悟を決めた。


「では、始めます」


ふーっと息を吐いてから、めいいっぱい大きく息を吸った。


「震えるぞフード!


燃え尽きるほどヒートテック!!


刻むぞ血液のビートマニア!


オーバーテクノロジーのマイクロウェーブ!!


オラオラオラオラ〜」


恥ずかしい詠唱を唱えたあとの約三分間、ただ「オラオラ」を繰り返すしかない。時間が異常に長く感じられる。護衛たちの視線がじりじりと肌を刺す。


食材たちからは湯気が出ている。よし、もう良いな。


「おおっ!」審査員がどよめいた。


「これは素晴らしい!本物だ!」


「よろしい。次の審査に進むが良い」


私は胸を撫で下ろした。第一関門、突破だ。


審査室を後にする俺の背後で、審査員たちの声が微かに聞こえた。

「……あの『オラオラ』は何だったんだ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ