飽きたらチープレシピ
今回はレシピ情報です。
ただしタイトルにある様に、チープな話ですが。
お薦めするのは味噌汁ラーメン。
作り方は簡単。袋のインスタントラーメンを茹でてお湯は捨て、代わりにお味噌汁を掛けるだけ。
ラーメンに付いて来る調味料は使いません。
なぜ付属調味料を使わないかと言うと、飽きたからです。
コンビニやお弁当屋さんのお弁当とかも、食べ続けていると飽きませんか?惣菜パンとかも。
それらが飽きるのって、キッチリとレシピが決まっているからな気がするのです。
そう思ったキッカケは、出汁入り味噌でお味噌汁を作った事でした。
お味噌汁は好きですが、出汁を取るのは面倒臭くてやりません。
それで出汁入り味噌を使ってお味噌汁を作ってみたのですが、味噌を使い切る前に味に飽きてしまいました。
飽きた理由を考えてみて思い当たったのが、味噌と出汁の比率が常に同じ事。それまでも出汁の素は使っていたのですが、飽きたりはしませんでした。
今は元に戻して、出汁なし味噌と出汁の素でお味噌汁を作っています。これなら今のところ飽きていません。
でも、なぜ飽きるのでしょう?
変化がないからと思って良いのでしょうか?
服や下着を着ている事って、普段は意識をしていないと思います。
多分ずっと肌に触れている事で、感覚が鈍くなるからですよね?
臭いも同じ。
同じ臭いを嗅ぎ続けると鼻が麻痺して、臭いが分からなくなると思います。
あまりにも臭かったら分かりませんが。
音も、例えば交通量の多い道路脇にいたりすると、自動車の音って気にならなくなります。
周囲の景色とかも、変化がなければ意識から消えたりします。ボ~っとしている時の、目に映っていても見ていないケースですね。ええ、教室や会議室でのアレです。
この様に触覚、嗅覚、聴覚、視覚は気にならなくなるのに、味覚はなんで飽きるのでしょう?
気にならなくなる事は、環境が変化をした時に気付く為には役に立ちそうです。
気にならなくなると言う事は、危険がないと認識するからなのかも知れません。
教室や会議室でボ~っとしていたら危ないですけれど、命までは取られませんので、本能的には問題ない扱いなのだと思います。
苦さや辛さとかは慣れる事がありますが、これが他の感覚の気にならなくなるのと同じなのかも。渋いは無理そうですけれど、甘酸辛苦は慣れそうです。
もしかしたら“気にならなくなる”も“慣れる”も、同じ言葉で表現する国もあるかも知れません。
では味に飽きるとは?
他の事で飽きる場合は、練習に飽きる、作業に飽きる、恋人に飽きる、服装に飽きるなど、どれも刺激を受けなくなった状況です。
最初は、少しやれば上達したり、工夫次第で効率が上がったり、ときめいたりなど、自分の中に考えや思いが色々浮かぶ状態だと思います。
それがなくなるのは、いつも結果が同じだから。
練習しても伸び悩んだり、作業しても効率が変わらなくなったり、鏡を見る事がなくなったりすれば、 練習方法を変えるとか、道具を変えるとか、新しい自分を見付けるとか、したくなると思います。
新しい何かを始める事で文明や文化が育つとしたら、飽きる事は人類発展の原動力の一つかも知れません。
そうすると味に飽きるのは、料理の発展の為に必要だから?
ですが多分、人間以外の動物も、味に飽きる事はあるのではないかと思います。
コアラが食べるユーカリにも幾つもの種類があるそうですし、ユーカリ以外を食べる事もあるそうです。
と言う事は、味に飽きる事が料理の発展の為に必要なのではなくて、味に飽きない為に料理が発展したのかも。あれ?一緒ですか?
味に飽きて違う物を食べるのは、食べられる物を増やすのに必要なのではないでしょうか?
ずっと同じ物を食べ続けて飽きて、普段は食べない葉っぱとかを囓ったら、これイケルんじゃね?ってなって、栄養事情が改善したり、生息範囲が広がったのかも知れません。
キノコとか、どれが食べられてどれが毒キノコか分かっていると言う事は、食べた人がいるって言う事ですよね?飽きたからと言って食べるのには、とても勇気が要りそうですけれど。
そう言えば、おにぎりの素にも飽きました。何種類もあるしメーカーも色々あるのに、一気に飽きてしまいました。毎日の様に食べたから?
今はおにぎりを作るなら梅干しを入れて海苔で巻いています。毎日は食べていませんが、今のところ飽きてはいません。多分毎回梅肉の量や塩加減が違って、微妙にバランスが変わるから飽きないのだと思います。
でもそうすると味に飽きるって言うのは、必要な栄養を摂るかどうかにはあまり関係がない?塩加減が多少変わっても、栄養バランス的にはさほど変わらない気がします。
確かに、1日3食で必要な栄養が全て摂れる食品があったとしても、それを食べ続けるとしたら1日で飽きそうです。
味噌汁ラーメンの姉妹品として、酸辣湯ラーメンと麻婆豆腐ラーメンがあります。
どちらも酸辣湯の素と麻婆豆腐の素から作って余ったら、お湯を捨てたインスタントラーメンに掛けて食べています。
こう言う○○の素は良く使いますが、食材を何か一品加える事で毎回バランスが変わり、飽きが来ない様になっているのだと思いました。
インスタントラーメンを茹でる時、お湯はどうせ捨てるので、水は少しにして火に掛けます。水と光熱費の節約です。この辺りにも、チープを意識しています。
最近は火に掛ける前の水に、袋から出したインスタントラーメンを入れて作る様になりました。コールドスタートです。これは時間の節約にもなります。
なおラーメンに付いて来た調味料は、キャベツの千切りやピーマンの細切りを食べる時に掛けたりしています。そう言う商品があったので、真似をしました。
ただこの調味料がなかなか消費出来ず、余って持て余している所は今後のチープ的課題です。
インスタントラーメンの袋には「煮る」と書いてありましたけれど、調味料を入れないので「茹でる」にしました。
でもなんか収まりが悪くて。「ラーメンを茹でる」って、ちょっと変ですよね・・・
もしかしたら田辺聖子先生と言う方所縁?森繁久彌さんと言う方が「びゃくや」を広めたみたいに?
─── 2024/06/02 追記 ───
調味料が付いていない乾麺のラーメンがあるとの情報を頂きました!もともと調味料が付いていないラーメンと言う観点はありませんでした!ありがとうございます!
でも私が見付けられたのは、いつものインスタントラーメンよりは割高で・・・
チープな調味料なしラーメンか、付属調味料の良い使い方を見つけたら、またご報告したいと思います!