砂漠の月
今日のしろかえでは清くない??
(あっ! いつもですか?(笑))
瑠奈の部屋の窓の代わりに明け方の空を見上ると……ウサギの形がはっきり分かる月が浮かんでいた。
じっと目を凝らしていると涙が滲んで来た。
瑠奈からメッセがあって、居ても立っても居られなくて彼女のマンションの前まで行って電話を掛けた。
……真冬の夜気と彼女の話す内容に私の心と体は冷え切った。
もちろん瑠奈は……私がこんなところで電話しているなんて知らない。
知ってはいけない!!
それは私の“想い”だから……
私の“想い”は瑠奈にとって“重い”にしかならないから。
今夜の様に、彼女が異性との事で心を痛め
同じ気持ちを分かち合えるであろうと私を選んでくれて
自分の胸の内を吐露してくれているのに……
実は私が恋しく思うのは瑠奈だけだなんて!!
この身が裂けても言えない事……
だから私は……
恋しい彼女に嘘をつき続け
こうして裏切り続けている。
この身を焦がす……切なさと激しい嫉妬が
この罪に対するせめてもの罰!!
瑠奈!
なんの役にも立てないけれど
あなたが感じる身を切るような思いと涙にくれる切なさを
もっと私に与えて欲しい!!
私はいつでも!!
心から一緒に
泣いてあげられるから
こんな私!
捻じれてるよね。
分かってる!!
でも仕方ないんだ!
それが私だから。
きっとあなたにも
この私の性格は忌むべきものなんだろうね。
だから私……
結婚するかもしれない。
うん!きっと!!
あなたが結婚したら。
相手の見た目や歳や収入はどうでもいいんだ!
浮気したって構わない!!
ただ、女友達の付き合いにとやかく言わなくて
私に仕事を続けさせてくれたら
私には、あなたへの想いを隠し続ける必要があるから、それができるのなら大抵の事は我慢する。
毎日抱かれても構わない。
私の罪が……それで少しでも償えるのなら
でも、そうやってできる子供は可哀想だから……
結婚しない方がいいよね!
だから安心して!
あなたが私を必要とする時はいつでも、あなたの元へ飛んで行けるから……
そうして長い長い時が過ぎて……
お互いが“しがらみ”から解放されるいつかに……
ふたり並んで月を見たい。
それまでは
砂漠の重い砂に足を取られながら
独りで
この蒼い月を見上げているよ。
月の女神の名を持つあなたを
心の中で抱きしめながら
この主人公に関わらず、『どうしようもない想い』って
ありますよね(^^;)
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