表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/12

8.青い空


現在 あの時、意地でも美香を止めていたらと何回思ったことか、思い出すと涙が止まらなくなった。

   

   「あの時引き止めていたら、、、」





「私は意地でも15階まで行く。お願い!みんなも助けて」

「バカ!」

「そんなの当たり前だろ!」


2人がそう言うと私は涙が止まらなくなった。


「とりあえず美香を助ける方法を考えつつ先に進もう!」


健がそう言ってくれたおかげで少し勇気が湧いた。


「今日は部屋に帰って明日集まった方がいいと思う」

「じゃあ今日は美香をどう助けるか考えて明日一人ずつ発表ね!」


私が泣きながら、、、でも、なるべく明るい声で言うと2人とも笑った。

部屋に入ろうとしてドアを開けると知らない人が2人美香のものを捨てていた。


「え、、、?!ちょっと!何やってるんですか?」


私が言うと2人は私に気がついたみたいで


「美香さんは、脱落したから、いるものといらないものに分けているの」


と言いながら仲間と撮った写真を捨てようとした。私は思わず写真を奪った。


「これはとても大事なものです。捨てないでください。捨てさせません」

「別にいいわよ」

「構わないわよ」


そう言いながら2人は出て行った。写真を胸ポケットに大事にしまい、どうやって美香を助けるか考えた。夜になってからいい案が思いついた15階まで上がって校長を倒したら願いを聞いてもらうのだ。今の私にはそれしか思い浮かばなかった。

朝になるとすぐ着替えをした。


『なつみー7階に行くよー』


今にもそんな声が聞こえてきそうだった、、、

昨日まであんなに元気だったのに、、、

そう考えながら写真を胸ポケットに入れる。

窓の外にはいつもと変わらずきれいな空がどこまでも広がっていた。

よし!今日も、早く美香を助けるためにがんばろう!

そう心に決め、7階まで走った、、、

コメント書き込んでくれると嬉しいです!♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ