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2.え!そうなの?!

よろしくお願いします!

入学式はつまらないものだった。

校長先生の話がやけに長く感じら、居眠りをしそうになって慌てて顔を上げる。

やっと終わり、自分のクラスに行こうとして廊下を歩いていると扉があった。思わず立ち止まって見上げた。


「、、、!大きな扉!」

「あんたそんなことも知らないの?」

「、、、!えっ?」


後ろを向くと美人な女の子が立っていた。顔にはきれいにメイクが施されていた。

しかし、同じ制服の同じ色のリボンが自分と同い年というのを強調させる。

同い年なのに大学生に見えるほど大人っぽい。


「私は水原 美香、その扉の向こうには地下につながっていて、1階で脱落した脱落者がいく部屋だよ」


脱落者?


「えっと私は城川 なつみ それどういう意味?」

「ほんとに何も知らないんだね。なつみは、、、この学校は、、、」


キーンコーンカーンコーン


「やば!早く教室に行かないと!」

「本当に何も知らないんだね〜。ま、色々教えてあげるのも悪くないかな。とにかく大丈夫だよ、これから放送が入るはずだから」


キーン


「、、、えー、、、校長です。今から、、、ザッ、、、1年生の皆さんは大広間に集まったください」

「行こうか」

「何で美香さんは何でも知ってるの?」

「私の姉も通ってたからだよ。後美香でいいよ、この学校は各階ごとにゲームや問題があって三年間でどれだけ上に上がることができるかで成績が決まるんだ。2階以上で負け、もしくは失敗した場合は下の回に戻らなければいけない。1階で脱落した場合は地下に入り奴隷として働くか、死か選択しなければいけない。まっ、限られた人しか働かせてもらえないけどね〜」


話しているうちに私はどんどん暗い気持ちになった。


「こわっ!」

「でもみんなそれを楽しみに、、、いやスリルを味わいにこの学園に入ったんだよ!スリルがあって楽しいってね私は違うけどね」


そう言いながら美香は、大広間の扉を開ける。すると前に校長が立っていた。


「1年生諸君これからゲームを始めよう!ルールは知っているよね、ちなみに今年からのルールで1階から5階までの成績はD、6階から10階までがC、11階から13階までがB、それ以上がAとなるが私を倒したものにはA +をあげよう。今年はチームを作ってもいいし個人でやってもいいことにする。それと卒業するまでの3年間の間いつでもいいが、1週間休んでいいことになっている。その時は外出許可書がないとダメだからな。許可書は門にいる警備員からもらえ。では質問はあるか?」

「あの!これ以上上がるとリスクが大きすぎると感じた場合立ち止まってもいいのでしょうか」


急に隣から美香の声が聞こえ思わずビクッとしてしまう。


「いい質問だね、でも答えはNOだ他に質問はないか?あっ一つ言い忘れていたが、今から10分の間に仲間とやるか個人でやるか決めておいておけ。スタートは大時計がなってからだ。なる前に始めたものは、、、わかるよねぇ?もちろん地下室行きだいいな?」


気持ち悪い笑みを浮かべながら校長は言い大広間を出ていった。

張り詰めていた空気が一瞬緩くなった気がした。


「ねぇ美香、私と組まない?」

「別にいいけど、私あんま頭良くないよ?運動しかできないし。それにチームを作るなら頭いいやつとかいれないと、、、」

「全然いいよ!私も頭良くないもん!そうだね。誰がいいかな〜」

「あっ」

「どうしたの?」

「あいつ中学の時学年トップだったやつ。しかもこの学園にもトップの成績で入っているはず!」


私の耳元で言った。


「じゃああの人がいいんじゃない?」


私も小さな声で言うと美香は顔をしかめた。


「でもどうかな〜、、、あいつ人嫌いだからな〜」

「で、でも一様行ってみようよ」


そう言いって、美香を男の子のところまで引っ張っていく。近づいていくとその、男の子は不機嫌そうね顔をした。


「あ、あの私たちのチームに入ってくれませんか?」


ドキドキしながら返事を待っていると美香の予想ハズレの答えが返ってきた。


「別にいいけど」

「「え〜?!!!」」


二人の声がシンクロした。


「「本当にいいんですか?」」


またもや声がシンクロしてしまった。そのくらいびっくりしたのだ。


「うるさい、、、」


「う、ご、ごめん!よし!私は美香、この子がなつみね。よろしく!」

「俺は、鈴木 陸」

「じゃ、陸よろしくね!あっ!!!あの人確かめっちゃゲームとか好きですごい人なんだよ!!あの人はどう?」


私は言いながら美香の顔を見る。え?もう美香は、その人のとこにいたのだ。美香は行動力あるな〜、、、感心してるとどんどん話が進んでいく。


「私たちのチームに入りませんか?」

「いいけどでも私たちって言ったて他の人は?」


美香は大急ぎで私たちのところに走ってきた。


「ほら!」


そう言って私と陸の手首を掴みもうダッシュした。さ、さすがに早い。運動しかできないと言っただけのことはある。

一気に男の子のとこまで行くと一気に紹介した。


「私は美香、この子がなつみでこっちが陸。よろしくね」

「俺は西川 健よろしくな!」


ニッコリと笑って言った。


ゴーンゴーン


「じゃあそろそろ行きますか!」


美香が言うとみんな賛成した。


「どこにいけばいいの?」


全然ルールもやり方もイマイチよくわからない私は言った。


「「「体育館!」」」

「っは?えっ?」

「ほらいくよ!」


美香に引っ張られながら進み出した。これからゲームが始まるとなるとドキドキするけど恐怖がヤバイ!そんなドキドキ、ワクワク恐怖の戦いが幕を開けたのだった。


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