表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
96/127

Tips 22   魔法の手掛かりは

ショーの手品とはちがう中で、筆者が初めて知った魔法とは。

とある小説の魔法使いの、眠りの呪文である。


魔法使いとその一行が敵兵の群れに追われているとき、

  かれがこの呪文を唱えると、敵兵はみな、

  あっさりとパタパタ眠り伏してしまうのだ。

  魔法使いたちはおかげで無事に逃げのびる。



そのとき少年だった筆者は、

  これこそが、魔法で。そうしたことを可能にする呪文の文句こそ、

  まさに力がある……などと信じ込んだ。


そんな呪文が実在するなら、見つけたい、知りたいと羨望した。

  活字になっている呪文の文句を唱えてみて、

  ほんとうにできるかな、なんて試していた。



むろん、子供だましである。

  しかし。その小説における、ほんとうの魔法とは、

  会話からの知識の引用と、駆け引きに如実に現れていた。


 その魔法使いは。その知識から、たとえばいま仲間のいる場所はどこで、なにに警戒すべきかとかを事前に的確に忠告するのだ。

 敵に襲われたら、これはここが弱点だ、とか。危ないから伏せろ、とか。かなわないから逃げろ! とかを的確に指摘する。


  これこそが魔法の真の骨子であろう。



 しかも。仲間が敵に捕らわれたとき。敵から仲間を殺すぞ、と脅されるが。

 魔法使いは「それがどうした?」などと返答し、これには敵も二の句が継げず、結果として仲間のいのちを救っている。おそろしい狡猾さ。


  これこそ、まさに魔法レベルの呪文であろう。



ゆえに繰り返すが、【魔法】とだけ聞いて、

「そんなもの現実にありえるか!」

などと返すのは軽挙妄動である。


この書は。かく真実を語る。〆


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
 魔法とは言葉による説得力。  知識に基づいた洞察力をメカニズムとして具現化する。  なるほど、確かに知恵は魔法です。  古来より有識者を自負する者が難しい言い回しを好むのにも納得です。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ