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Tips 8   矛盾を考察

故事成語で有名な『矛盾』だが。


矛盾とは、定義上。  (このカッコ内を考察せよ↓)

    矛が盾を貫く (矛の勝ち)

    盾が矛を防ぐ (相討ち、双方無傷)

この二点が同時に起こらないから、おかしい理屈だ、とされる。


しかし、前提からして矛盾には別のパターンがあるのだ。

    盾が矛を折る (盾の勝ち)

    矛、盾、双方砕ける (相討ち、双方破壊)

少なくとも上記が考え付くから。



あなたはこれに気づいていただろうか?



そもそも例外処理はこの他にもいろいろありうる。

現実はなにが起こるかわからない。


たとえば、

盾をもってしまったから、攻撃ができなくなるとか移動力が落ちるとか。

あるいは、

矛なんかに頼るより、敵を無視して別の行動を執るべきだ、とか。

ほかにも探せばなんらかの事態は、いろいろと掘り出せるだろう。


  このていどの思考遊びができないと、

    とてもではないが論理的な問題は片付かない。



意地悪をいえば、いくらでも揚げ足取りはできる、

ただそれだけの証明に終わるかもしれない。

しかし、もともとこの書は、『魔法を科学する』、である。


ならば、上記の魔法を実現するために、

種も仕掛けもあるトリックを考えようではないか。



どんな事例においても、その

  例外を探すのだ。

    例外を処理するのだ。

現実はなにが起こるかわからない。

  ならば例外処理とは魔法なのだ。〆


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― 新着の感想 ―
「盾が矛を折る」。 いいですね、これ。 語感も含めてもはや完全に格言です。 理人さんは、格言の名手なんですね!
 ははは。確かに。  戯言を弄ぶ私には、今回の話は解り易い話でした。  ルールを遵守する人間にとってみれば、反則的不条理は正に魔法。チートは最強の魔法ですね。(笑)
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