穀物相場に概算して
現代日本の農業は、江戸時代とかの機械化以前より百分の一ていどの人手で済むとか。
ましてや広大な米国なんて、そんな日本の3%の労力で農業が可能らしい。
(原油が安いからか? 日本の1/10ほどのガス代とも聞いたが)
つまり機械化以前の日本より、米国とかの穀倉地帯では数千分の一の労力で大規模農業をしている。
それだけ安く農作物ができるなら、他の国はとても穀倉大国からの輸出品に価格競争できないよね。
おまけに機械化以前の江戸時代とかの日本だって、世界に比較するとむしろ肥えて豊かな田畑だったんだ。
たいていの国の農地の方が、日本よりはるかにやせていて不作なのだから。
だとすると。ネットでたまに見かけるバカな陰謀論者は、
「世界の貧国の農地では、どこぞの陰謀により遺伝子操作されて故意に実らない穀物が栽培されている。だから貧国では生活ができず、餓死や自殺が相次いでいる……」
……なにいっているの。そうした貧国は(ちゃんとした穀物を育てていても)、コスパ的にとても農業がたいへんだから、大国の穀倉地帯からの輸入品に対して価格競争できず、(現地栽培の作物が売れないから)生活に困っている構図ではないか。
日本の機械化以前の水準で、しかも日本よりやせた土地となると、米国とかの万倍以上労力がいることになるよ、下手すると。
こんなんでは貧国の自給自足なんて夢のまた夢。
上記の機械化は、ガソリン燃料駆動の農業機械前提。
もし化石燃料が枯渇したら、農業を維持できるのか。
再生可能エネルギーで、それが可能なものか。
そもそもエネルギー問題を解決しても、人口とのイタチごっこになったら何の意味もない。
やはりバースコントロールが必要で、それには教育しかない。教育によりモラルを、そして並行して文化の促進、それには娯楽も必要だ。
Unicefを責めたくはないけれどね、単に食料や生活物資支援だけするなら、最初からなにもしないほうが世界のためだよ。それよりは避妊薬でも配ったらどうだよ。
だから少し話題逸れるが。
短絡的なバカは災害とかの被災地に、「歌や千羽鶴やぬいぐるみなんて送るな! 偽善だ、売名だ、商売行為だ!」
とかいうけれどね。
エマージェンシー時に、みんなのモラルを維持して治安を守るには、そうしたものがとても大切なの!
ただ生活物資だけを送っていたら、被災地はこころから荒み切ってしまうよ。娯楽となるもの、癒しとなるもの、心のよりどころになるもの必要でしょ。
論語にも似たような説話あるよ。武より食、食より信って。
ご意見お待ちします。(^^♪
最近レスポンス遅れてすみません。
ネット不調なのです。




