アクセルでエンジン、カラ吹かし
パソコンの進化は。ここ30年来で。
メモリは百万倍以上進化した。
むかし1メガバイトで信じられない大容量と驚かれたが、いまや軽くテラバイトだ。
処理速度も幾万倍に。むかしキロフロップスだったのが、いまや何ギガか。
スパコンに至ってはテラどころかペタフロップス目前だ。
うわさされている量子コンピュータなら、さらにけた違いに性能が上がるというし。AIのシンギュラリティも目前と聞く。
しかし、なぜ。
通信速度も。画素も。音質も。すべて積すれば億どころか兆倍、京倍の進化なのに。
なぜ世界は不景気なままなんだ!
路線を誤っているのか?
自動車に例えるなら、ギアをニュートラルにしてからアクセルを踏み込んで、エンジンをカラ吹かしにしているみたいに。
処理によっては単純に性能が十倍になれば、十倍儲かるとはいかない。
処理からして。はるかむかし丸一年計算に要するのが二昔前に一分に短縮出来たら、それはすごかったが。
さらに進化して、それが一昔前に一秒になったとして、それは儲かったろうか?
どのみち解ける処理で、一回解けばもう済むのなら別に必要ないだろう。
ここの処理にこだわり、さらに時間だけ短縮して
マイクロどころかナノ、ピコだのいっていると
単に応答速度の問われる処理とかなら、
比率からしたら^12どころか^1.0000000000001
の効果にしかならないのでは? 逆数にすると
要は、一見1000000000000倍の性能に思えたら。
実は、使っても1.0000000000001倍しか効果ないんだよ。
このあたりの数字トリックを考えずに電算機処理とか濫用し、自分で自分の首を絞めてないか?
単に能率だけ天文学的に進化しても、
実際の生活面では、ほとんど質と量の双方とも上向かないのだ。
まして、いまや全世界的な不景気に陥っていないか?
本末転倒だ。
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