ダニエル・キース氏に花束を
って、多重人格っていまどきあたりまえに認識されているな。
精神科にはよくいる。つうか健常者にもたまに。
「私は三重人格でぇ~。〇〇ちゃんと××ちゃんと△△くんがいてぇ~。〇〇ちゃんはね、それでね……」
っていった感じだ。実に明るく語るねえ。
これって私にしてはたまったものではない。
私は発症した当時、多重人格の嫌疑を(親から)掛けられたから。
ふだん温厚だった私が、突然ブチ切れたのだからそう思われたのだろうが。
冗談ではない。私は平静を取り繕っていただけだ。内心ずっとはらわた煮えくり返っていた。
ま、それは置いて。どうせ見苦しい体験談になるだけだから。
映画になるような多重人格は、よほどのレアケースかと私見する。それこそ、数万名どころか数百万名に一人。日本では三ケタいるかいないかわからないくらい。
自分の中心の人格がはっきりとせず、しかも別人格になったときの記憶を忘れてしまうなんて患者、そのくらいの割合しかいないと思う。
そうでない自称多重人格は、単に感情ごとに浮き出る性格が変わるだけだ。こんなの、誰だって当たり前ではないか。
どんな仕打ちを受けても怒らず、「おまえMか?」などと罵られていたほうが、よほど異常なのだ。
(はい、見苦しい体験談)
心神喪失っていうのは、まだほんとうの多重人格より軽い症状かもしれない。私も意味不明な奇行をすることあるから。(でも、私は車道への飛び出しとかの道路交通法違反くらいしかしていないと思うよ)
しかし繰り返すが世界に多重人格はまずない事例だし、心神喪失もよほどの場合だ。
責任能力の有無……刑事、検察司法判断は難しいが、某カルト宗教のテロリストに厳罰が下されたのは仕方ないだろう。
世界的に見て希な、死刑が刑法にあるべきかの是非はわからないが。




