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あなたは魔法を信じますか?

妙なフレーズになるが。(; ・`д・´)

 世紀末と呼ばれていた時代、街頭で。


「あなたは神を信じますか?」


 との質問をされたことがある。

 いまどきの若い世代は知らないかもしれないが。

 

 さて。この質問をされたとき。たいていのひとは無視して通り過ぎるだろう。

(厳密にいうと、この質問の前に。「一分間だけ、あなたのために時間をください(or 祈らせてください)」とか言われるから、知らないひとは足止めを食らうが。)

 

 当時のどこぞの新興宗教の勧誘シーン一コマですなあ。たいていの日本人は自ら宗教を信仰しているとは、自覚がないので。うさんくさく思う。


 しかし。オカルト信者が年齢とともに減っていくのとは対照的に、宗教の信者が年齢とともに増加するのは統計から明らかである。



 だから。数年前。


 私に熱心にとある宗教、正確にはその思想を伝えていたおっさんが。科学的な話題なら盛り上がっていたのに。一見不可能事な社会問題を解決するのに、私が


「魔法を使うのです!」

 と、答えたら。私の説明も聞かず、とたんにシラケた顔で去っていった。

 宗教を信じているひとが、魔法は信じないというとても滑稽なカリカチュアではないか!


 さて。私がここで言った魔法とは、別に非科学的なことではなかったのに。たとえというか、奇計詭道に類することだ。(後述)



 ここで改めると。現代のファンタジー文化にあふれる魔法は、なにやら『ご都合主義化』されている。

 ようするに、『願いを叶える』ことが主眼であり、そのためにはどうするか?

 たいてい説明はないが、『願うこと』『祈ること』『念じること』ばかりに重きがおかれている。


『願いは強く祈れば必ず叶う……』


 ……なんだこの発想は。ただ単に、うつむいてうんうんうなっているだけで、なんでも自在に叶うと思っているのか?


 願いを祈ることは、たしかに必要だろう。しかし、それは一時のこと。

 目的の成就のためには、考えて思いつかなければならない。必要なものが分からなければ、なにがいるのかを調べなければならない。


 それをおこたり、ただ念じているだけで救われるなら、宗教とはなんぞや?




 さて。私の言いかけた魔法とは、気象操作に関することである。

 自然現象をコントロールする……一見不可能事に思われて。

 そもそも風が吹くのは、太陽光で地表が温められることの気圧差がほとんどの要因だ。雨が降るのも気流の影響が大きい。

 だからたとえば未使用な地表や海面に、ひろくなんらかの塗装や反射光・吸収光措置をしてしまえば、気象をあるていど操れる。


 ええと、応用すればダイレクトに温暖化を防ぐには、二酸化炭素削減以前にもっと簡単でコスパよく手っ取り早い方法にもなると思ったが……そんな案は聞かないな。


 ま、私の目がふしあなのためだろう。私は魔法を信じているよ。


お疲れ様でした。(^^♪

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― 新着の感想 ―
私は神も魔法も科学も素で信じていますけど。 証拠なしに盲目的に信じているというよりは、 私的な経験則などを深く理解しようとすると それらの実在を仮定した方が、しっくりくる。 ちょっと話が抽象的かもで…
 魔法はともかく魔法の言葉はきっとあると思います。  ただ、それは一種のエンチャント。自己暗示というものですが…。  つまり強い意志の力こそが魔法の正体ではないでしょうか。  要は『蒔かぬ種は実らぬ』…
[一言] 気象操作はできたら凄いですね (*´▽`*)
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