精神科への偏見。
よくニュースでは凶悪犯の精神鑑定が流れる。
心神喪失の状態にあったか。責任能力の有無。
これだから、精神科患者を誤解するひとが多い。
統計によると、犯罪者が精神病であったケースは、全体の1%未満だ。
全国に占める精神障害者の数も1%くらいだから、健常者であれ精神障害者であれ、犯罪率は変わらない。
精神障害者は偏見の目で見られ、それだけで犯罪者……というか異常者のように扱われるが。
これはニュースになるような特異な凶悪犯を極刑から避けるための、弁護側の詭弁なのだな。
いっしょにされては迷惑だ。
他の統計もある。警察官や自衛官が犯罪を起こす割合も、民間人のそれと変わらないという。というか公務員すべてだが。
おもしろい統計もある。なんとかと天才は紙一重というが。
天才と呼ばれる人がなんらかの精神疾患であった割合は15%にも達する。
特に偉大とされる人に限ればその割合はますます高くなり、40%にも達すると。
もっとも、精神病患者全体で見れば、患者が天才である割合は、健常者と大差ない。
しかしそうした患者の中には妄想に取りつかれ、自分は天才で自分の妄想こそが絶対と信じ込んでいるものも多いらしい。
周囲から一方的に悪者扱いされ、袋叩きにされたとき。たとえ自分になにも罪がなくとも、自殺を選ぶのが人間。
それが、人間性というもの。
統計データからして明らか。日本の殺人件数と、自殺者数。自殺者の方が二ケタは多い。
殺人事件は年間やっと三ケタ、自殺者は軽く五ケタ。
自殺しかねないようなものを、社会から一時期隔離して守るのが、精神病院である。
けっして凶悪犯の収容所などではない。
ご意見待ってます。(^^♪




