目覚め
所用につき、1週間も空いてしまいました。
「っ!!」
ガバッとフィアラは飛び起きた。目一杯疲れたかのように荒い呼吸を繰り返す。
「…なんだったんだろ、今の…うへぇ、汗びっしょりぃ、気持ちわるぅ…」
べちゃべちゃと音がするほど湿ったシャツを脱ぎ、近くの池で洗い流す。力の限り絞ってから日向で広げる。自身も一旦伸びをし、下着を脱ぎ捨てて池に飛び込む。
幸いにも晴れた日が続き、穏やかな陽射しがさんさんと降り注いでいる。天からの恩恵は丘の下の池に光と程よい温度を与えていた。
ーーーー
ーー
育ての親のような2人と別れたフィアラは、暗いうちに丘の下の池にやって来ていた。あまり広くはないものの、人一人が休息を取るには十分な広さだった。
持っていた袋に魔力を流し、大きくする。その中に首下まで入り込むと目を閉じ、おやすみーと呟いて微睡みの世界にダイブ。そして今に至るのだった。
ザバアッと水音を立ててフィアラは池から出る。何も考えず池に飛び込んだが、泳げる深さで良かったとご満悦な様子だった。脱ぎ捨てた下着を回収。袋に入ってたタオルで身体を拭き、下着着用。シャツはまだ乾いていなかったが、まぁいいやと着てしまう。いつもの黒服を着用し、クルッと一回り。
「よしっ、準備オッケー!レッツ、ゴー!!」
笑顔で宣言し、歩き出す。自身が殺されてしまう不吉な夢をなかった事にし、空を見上げる。天高く登った太陽と穏やかに流れる雲がその青い瞳に映った。
池が浅かったら鼻血ぶーちゃんになります。
丘の下に湖ってしようかと思いましたが、丘広すぎやんなと池に。あとで池と湖の定義を調べなければ…




