表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

#3

 ロシアから帰還した二人が見たものは、デトロイトにある酷く荒らされたミュールの自宅であった。


「ママだわ……」


「お帰りなさい、ミュー……よくもやってくれたわね。流石は私の娘」


 ミュールの母にして魔女”ベアトリクス”。彼女は荒れた部屋の中で、椅子に座り、テーブルの上に置かれたボウルに盛られたキャベツの千切りを食していた。ミュールには見覚えのあるそのボウル、母を細切れにして入れていたボウルだった。ベアトリクスは復活していた。


「そちらの方はどちらかしら。お友達?」


「……あたらしいパパよ」


「知らないわね」


 ベアトリクスが睨んだだけで生じた衝撃を、ウォーヘッドの腕に居るミュールが反対の魔法で相殺する。


 その直後駆け出したウォーヘッドは立ち上がるベアトリクスに向けて拳を向ける。直撃し吹き飛んだベアトリクスは壁を突き破り野外へ、ウォーヘッドもまたタックルで壁を突き破るとベアトリクスを追って外へと出た。


 そこはかつて栄えたデトロイトではない、ギャングの巣窟と化し、暴力と麻薬が蔓延る退廃の街。通りへと飛び出した三人を取り囲むのは、ベアトリクスが配下とするギャングの一団であり、その銃口はミュールとウォーヘッドに向けられていた。


「……ぜんぶ殺して、パパ!!」


 ウォーヘッドが雄叫びを上げる。戦争の火蓋が落とされた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ