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歯車と鎖の運命否定  作者: 棒人間EX
鎖の少女
5/6

4話 電話

一応、1週間で投稿出来ました。

変な夢を見て起きた俺はベットから出て、晩飯を作ろうと台所まで行こうとした。

その時、自分の携帯にメールが届いているのに気が付いた。

「誰からだ?」

そう思い、携帯を開けようとしたその時、

「あっ」という間抜けな声と共に、携帯が手から滑り落ちた。

俺の寝室の床は、フローリングだ。つまり、

(やばいやばいやばい。このままだと壊れる。止まれ!止まれ!止まれ!)

そう願うと、また鎖の音がした。

そして、携帯が床すれすれで止まった。

「は?」俺の声と同時に、床に落ちた。

しかし、傷ひとつ付いていない。

(なんだ...今のは。空中で携帯が止まった?)

あり得ない現象を前に、俺は固まってしまった。

そのまま数分経ち、やっと俺は、情報の整理をし始めた。

(俺は異能なんてない。そういえば、さっきの鎖の音は、検査の時にしたのと似ていたな。)

そこまで考えた所で、携帯が鳴った。

(誰だ?)

今度こそ携帯を開くと、

(コハルからか...しょうがない。)

「はい、もしも...『はい、じゃなぁぁぁい!』うるっさいなぁ。なんだよ?」

『なんだよ?じゃないよ。

リョウタはいつの間にか帰っちゃうし、朝の人に


「「あいつは無能だったみたいだぞ。くはははは」」


とか言われるし』

「まぁ、無能だったのは本当だしなぁ」

俺がそう言うと、コハルは

『本当なんだね..,』と小さな声で言った。

当然電話している俺は聞こえている。

「そ、そういえばコハルはどうだったんだ?」

『え?あ、あぁ私は、鉄をも簡単に切り裂く桜の花びらを操るっていう異能だったよ』

(すげぇな、おい。っていうかもう、桜の花びらじゃないじゃん!)

『ちなみに、[桜吹雪]って名付けた』

「一気に弱そうになったなぁ!」

つい、叫んだ。

今、コハルが言っていたように異能は、その持ち主が名前を付けられる。

『あと、固有武装は[名刀 並木桜]だって』

固有武装は、持ち主の頭に名前が浮かんでくる。

「やっぱ、異能はすげぇな。そういえば俺、学校って学業専門コースの、この辺りだと...アレサ高等学校になるんかな?」

いつの間にか、コハルも俺が無能だという事を受け入れたようで

『そだね。多分、そうなると思う』

「まぁ、明日なったら分かるさ」

『それもそうだねぇ。じゃあね〜また電話するね〜』

「へいへい、了解っと」

そして俺は、電話を切った。

(本当にどうなるんだろう?

学校)

「考えていても、仕方ないか、晩飯食って寝よっと...

そういえば、晩飯作ってねぇ!」

その後は特に何も無く、晩飯作って、食って、風呂入って、寝た。




ーーーーーーーーーーーー

異能管理委員会 議会室

そこには、老人の男と若い男がいた。

「なに!検査の時に鎖の音を聞いた者がいただと!いやしかし...嘘の可能性も...」

老人が叫ぶ。

「いえ、鎖の音を聞いた男の検査官は、相手の心を読む異能だったため、その可能性はありません」

若い男が答える。

「ふむ。そうか」

老人が頷く。

「はい。その者は無能だったようですが」

「無能?その者の名は?」

老人が尋ねる。

「サクマ・リョウタというそうです」

「サクマ・リョウタか...よし、その者を戦闘系専門コースにしよう。あの辺りだと、チェーンギア高等学校かな?」

老人の言った事に、若者は驚いた。

「え...ええ。しかしそれは!」

「大丈夫だ、ヤマダ君。最低クラスにはする予定だ」

「...そうですかヨシダ総理大臣。しかし、何か上手い口実を作らないといけませんね」

「...うむ」









次回も出来れば、1週間で投稿したい。

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