初恋ソローフル
知りたくないことを知ってしまった
好きな人の恋に落ちる瞬間
「あれ、君ってそんな風に笑うっけ?」
知らない人へ早変わり
雨が降りそうで降らない様なはっきりしない空に
「バカヤロー!」
って叫びたくなる
16の夏
好きだと自覚はしていたけど
私は立場に甘えていたんだ
初恋ソローフル
なんだか甘い?
…甘ったるすぎるよ…
知りたくないことを知ってしまった
親友の恋してる瞳
目が合う度熱を帯出す
「誰に向けられてるか分かってんだろ?」
みないふりしてた心の声がそっと奏で出す
どしゃぶりな雨をただ降らしてく空は
まるで君の涙みたいで
「ごめんな」
って俺も泣きたくなる
16の夏
好きなの?
予感はしていたけど
君の弱さに甘えていたんだ
初恋ソローフル
少し苦くない?
…苦すぎるよ…
届かないと分かっているけど
受け止められないんだ
それでもいいよ、伝えたいんだ…
「好きなの」
思いきって言ってみる
君は驚いたそぶりはなくて
「…ごめんな」
その一言で
世界は眼鏡をかけたみたいに色を変えていく
最後の涙を流してみる
失う想いと
そして俺達は………
初恋ソローフル
青春を創り出すんだ