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シーとカングー  作者: ユッキー


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第4章



 自宅までは、どの道路も大渋滞だった。ほとんど進まない車の中でラジオをつけた。大地震の状況が報道されていた。


 CDに切り替えた。

 The Beatlesの「Let it be」が流れた。ポールの歌声が聴こえて来た。


 苦難の時には

 聖母マリアが僕のもとに現れ

 知恵のある言葉をかけてくださる

 あるがままに


 暗闇に包まれている時

 彼女は光とともに僕の前に立ち

 大切な言葉を投げかける

 あるがままに


 何事もあるがままに

 無理にかえようとしてはいけない

 知恵のある言葉をつぶやいてごらん

 あるがままに


 心に傷を負った人々が

 この世界で生きるための

 道がある

 あるがままに


 雲に覆われた夜に

 僕の頭上に輝く光がある

 明日へと導く光

 あるがままに


 音楽とともに目覚めると

 聖母マリアが僕のもとに現れ

 知恵のある言葉をかけてくださる

 あるがままに


 「あるがままに」は、「身をゆだねなさい」と訳す方もいるようだ。


 困難な時に聖母マリアが現れて、知恵のある言葉をかけてくださる。


 あるがままに

 身をゆだねなさい


 雲に覆われた夜に

 僕の頭上に輝く光がある

 明日へと導く光


 オレはカングーのバスのような広いフロントガラスに身を乗り出して、の曇った夜空を見上げた。


 僕の頭上に輝く光がある

 明日へと導く光



 オレはカングーのバスのような広いフロントガラスに身を乗り出して、暗灰色(あんかいしょく)の曇った夜空を見上げた。


 僕の頭上に輝く光がある

 明日へと導く光


 しかし、どこまでも暗灰色の曇った夜空の中に、光は見つけられない。


 ──聖母マリアは、本当に現れてくれるのだろうか?


 美沙(ミサ)の顔が浮かんだ。



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