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アレクシス=グランデ 12歳

怖い物知らずなアレクシス。

アレクシスがこの国の第二王女であるフィーレリアと初めて会ったのは、アレクシスが12歳、フィーレリアが9歳の時だった。


アレクシスの生家であるグランデ公爵家は、エスト王国の二大公爵家であり、法律家・学者・騎士・美術家など…歴代様々な分野において優秀な人材を輩出していて、長く国に多大な貢献をしている。


アレクシスの父、ブルーノ=グランデは他国にもその名を轟かす外交手腕に長けた宰相。

アレクシスの兄、エクター=グランデはそんな父を支える優秀な外交官だ。行く行くは間違いなく父の後を継ぐだろう。


グランデ公爵家に対する王家からの信頼はどんな山よりも高い。



こうした状況の中、幼い頃から剣の才能に溢れ、何より「グランデ公爵家次男」という間違いない身分を持ったアレクシスを、愛娘の守護騎士にしたいとこの国の王が思うのは当然であった。



ただ、将来は漠然と剣の道に進むだろうと考えていたアレクシスにとって、日頃接する機会など滅多にない令嬢の、ましてや王女の世話など本当にできるか甚だ疑問であったが、かといって断る理由もない。


そう、アレクシスは極めて感情の起伏が少ない、良く言えば落ち着いた、悪く言えばとても冷めた少年だった。


不満なんて別にない。裕福な環境にいることもわかっている。


ただ、毎日が楽しくない。つまらないのだ。

剣の稽古だって、周りが才能があるとか何やかんや言うから続けているだけだ。自分では才能があるだなんて思ったことは一度もない。


(まぁ、やって駄目なら父上から断りを入れてもらおう)


決して使命感に燃えて、というわけではない。

断る方がきっと面倒、と、ブルーノに言わせてみれば「とんでもなく罰当たり」な気持ちのまま、アレクシスはフィーレリアと初対面に臨んだのであった。



フィーレリアがちょっとだけ不憫。



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