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無法地帯

俺たち2人はスラム街に潜入した。

バラックやドラム缶の焚き火が至る所にある。

ゴミ処理や排水に問題があるらしく多少匂いがキツイ。慣れるまで時間が掛かった。


旅人の姿をみて焚き火や露店の人々はバラックに一目散に逃げていった。

やけに静かだ。


「ケン‥任せた」

「なんとかする‥」


逃げた人々の代わりに髭面の男たちが前方から数名出てきた。ガンベルトの紐を外して抜き撃ちの体勢の者や既に抜き身の者も居る。

離れた後方からも1人出てきた‥


ふと横を見ると離れた距離に柿の木があった。

騒ぎに気付かないスラム街の少年が枝を使って取ろうとしている。背が低い為なかなか届かない。

これは使える‥


わざとらしく横を向いてパイソンを抜く。

男たちは一瞬ヒリついた後にまだ睨んでいる。


カチッ、バーン!

カチッ、バーン!バーン!


シングルアクションとダブルアクションを使い分けて柿の実を撃ち落とす。


「うわーい!うわーい!」

銃声や殺人が日常の少年はただただ喜んでる。


そしてわざとらしくまた前を向いて睨みを効かせる。

男たちはビビってバラックに戻った。


「殺めないやり方もあるのか‥感心だ」


「次はお前の番だ。稼いでくれ」


「任せろ!」


通過儀礼を済ませてスラムの賭場に向かう。

賑やかな賭場は静まり返った。

「おうおう若いの!仁義はいらねー!」


「かたじけない」

「邪魔するよ」


一応軽い挨拶はしておく。

「銃の腕はなかなかだな。だが博打はどうだ?」


「博打は相方に務めさせてもらいます」


「よし来た!始めるぞ!」

うおおおーー!!と騒がしい賭場に戻った。


見せてもらおうか、賭博師の実力とやらを‥

私の好きな映画「夕陽のガンマン」という作品でまんま同じシーンがあるのですが、ベタなのに他作品で見ない演出なのでそのまま引用させていただきました。

面白いので是非見て下さい。

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