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第9話 夏休み前の大掃除とモテ期?

 御山さんが転校してきてから一ヶ月が経ち、そして今日は夏休み前の教室の大掃除の日だ。


(はぁー、御山さんと知り合いだと思われたあの日から肩身が狭いんだよなー)


 あの時から文人はクラスメイトから度々視線を感じる、最近は落ち着いてきたと思ったらまた視線を感じるようになった、そして少し離れた男子がコソコソと話をしている。


「おい、最近凡人が御山さんと一緒に帰ってるらしいぞ!」


(聞こえてるんですけど!それとあの時やっぱり誰かに見られてたのか)


「俺は見たぜ!凡人と御山さんが仲睦まじい雰囲気を出してイチャイチャしてた所を」


(イチャイチャなんか一ミリもしてないから!後、俺のこと凡人って呼ぶなー!確かに平凡だけど)


「何でアイツなんかが!俺の方が筋肉ついてるのに!」


(流石に筋肉は関係ないと思います)


 すると次は女子の声が聞こえてくる。


「何かさ最近、凡内ってかっこよくなってない?」


(えっ!?)


「分かるわ、オーラを感じるんだよね最近!」


(えっ!?えっ!?)


「そうなんですよね!何というか大人の色気が出てる感じがします!」


「「分かる!」」


(かっこいい?オーラ?大人の色気?……初めて言われた!これがもしかして!モテ期ってやつなのか!)


 少し浮かれている文人は男子からの視線を感じてそっちを見た。


「女子は見る目がないな、俺みたいな筋肉が凄い奴が最も魅力的ななのにな」


「いやいや、僕みたいな知的な男性に女性は惹かれるのさ」


「ハハッ!この俺のかっこよさを理解できないなんてとても可哀想だよこのクラスの女子は!ハハハハハハハハッ!」


「「「キッモッ!」」」


 こんなにやっかみがあるならやっぱり今までの方が良いと文人は思った。


(はぁー御山さんが僕の学校生活ははちゃめちゃになったな、でも前よりも退屈はしなくなった)


 そう思っていると御山さんが教室に入ってきた。


「文人さん!そっちが終わったらこっちを手伝ってくれませんか?」


「分かった!こっち終わったらすぐ行く!」


 この会話を聞いた男子と女子の反応は……。


「「「ぶっ殺す!」」」


「「「キャー!今の夫婦みたい!!」」」


 文人はこれからの学校生活も退屈しないなと思った。



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