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第19話 地獄のピアノレッスン

 文人は次の日、学校から帰って夜ご飯を食べた後、可憐の部屋に入って今まさに可憐からピアノを教えてもらおうとしている。


「才ちゃんに頼まれたから教えるけどさー、正直二ヶ月でピアノをまともに弾けるようになるのは無理だよ」


「へっ……!」


(嘘だろ!)


「普通の人でもまともに弾けるようになるのに三ヶ月から半年、連弾なんてのはほとんどの人が二、三年以上弾いた事ある人しかできない」


(嘘だろー!軽く引き受けるんじゃなかったー!)


 と内心焦っている文人を可憐は置いてけぼりにしながら話を進める。


「まずはそうだね……、ピアノを一ヶ月以内にある程度上達って聞いてるのお兄ちゃん!」


「あっ…ああ聞いてる聞いてる!」


「もう一回言うね!ピアノをまずは一人である程度弾ける技術がないと!連弾なんてもってのほかなのー!」


(絶対無理じゃん!普通の人が三ヶ月かかるのにそれを一ヶ月に短縮するとか!無理無理無理!)


 と思いつつも文人は引き受けた以上やるしかないと思い一旦落ち着いた。


「それでどうすればいいんだ?」


「うーん、最低でも三時間は毎日練習して、頃合いを見て才ちゃんとの連弾の練習をしてぐらいしかないと思うよ」


「それ以外は何もないか?」


「……あと!絶対に指とか手首のストレッチはしなよ!腱鞘炎になったら絶対に弾けなくなるから、私が忠告する事はこれぐらいだから、ほら早速練習するよお兄ちゃん」


「そうだな」


「まあ、才ちゃんが選んだ曲は初級よりの中級みたいな感じだから、さっき言った通りになった場合は問題なく弾けると思うよ」


(……当分絶対に!ゲームできないじゃないかー!)


「じゃあ今日やるのは、音階の練習をしながら正しい指使いを教えるね、それが終わったら楽譜の読み方を教えるから」


「助かるよ、可憐」


「そうだね、今度お兄ちゃんに何かを奢ってもらうね」


(対価ありかよ!)


 そして地獄のピアノレッスンが始まる。


___________________________________________


 地獄の練習を始めて三時間後、やっと練習が終わった文人はお風呂に入っている。


「ピアノって思ったよりも指使うんだな」


 その次の日、文人は指のどこの筋肉か分からない所が筋肉痛になったのは次の話。


(はぁー疲れた、楽譜を覚えるのが一番疲れた、意味の分からん音符がいっぱいあったし、新しい言語を覚えてるみたいだ)


 そう思いながら文人は少し長くお風呂に浸かった、そしてお風呂から出て着替えてからすぐさまベッドで寝た。


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