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第13話 ショッピングモール②

 一通り買い物が終わり今、三人でこのショッピングモールにあるフードコートに来てお昼ご飯を食べている。


「お兄ちゃんのとんかつ美味しそう!」


「やらないからな!」


 三人がフードコートで頼んだ物は、文人はとんかつ定食、可憐は醤油ラーメン、御山さんは天ぷら蕎麦だ。


(このショッピングモールには何度も来ている、だからこのフードコートで一番美味しい物は既に把握済みだ、このとんかつ定食はちょっと高いけど)


 文人はふと御山さんの方を見ていると、御山さんは文人のとんかつを凝視していた。


「あの……御山さん?」


「あっ…!なっ何ですか文人さん!」


(分かりやすく動揺してる)


「……御山さん、このとんかつ一切れいる?」


「いいんですか?」


「いいよ、はい」


 文人はとんかつを一切れ御山さんにあげた。


「才ちゃんだけずるーい!私にも頂戴!」


「醤油ラーメンに合わないだろとんかつ!」


(だけど御山さんにあげちゃったし、言ったら聞かないからな可憐は)


「はぁーしょうがないなぁ、ほら」


 そう言って可憐にもとんかつを一切れあげる。


「文人さんこのとんかつ美味しいですね!」


「そうでしょ!ここのはとんかつ専門店のとんかつ定食だからとんかつがとにかく美味いんだよね」


「お礼に天ぷら一つどうぞ」


 と言って御山さんは天ぷらをくれた。


「じゃあ、ありがたく貰うよ」


 そう言って文人は天ぷらを食べた。


「ここの天ぷらもやっぱり美味しいな!」


「お口にあったようでよかったです」


(そういえば可憐さっきから何も喋らないな)


「おい、可憐気分でも悪いのか?」


 文人が見た限り可憐の顔色は別に悪くないがもの凄く顔を作ってるような感じがする。


「いや…その…」


「どうしたんだ?」


「お兄ちゃんには言いづらいんだけど、醤油ラーメンととんかつ全然合わなくて今こんな顔になってる」


「だから言っただろ!」


「フフッ、憐ちゃんの今の顔面白いです」


「笑わないでよ才ちゃん、本当に合わなかったんだから、これも全部お兄ちゃんのせいだからね!」


「俺関係ないだろ!」


 そして全員食べて終わって、ショッピングモールを出て帰ろうとしている。


「それじゃあまたね!憐ちゃんと文人さん!」


「またね!才ちゃん!」


「気をつけて帰ってね御山さん!」


「うん!」


 そして御山さんとここで分かれて家に帰ってその日は終わった。

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