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暗殺部隊

暗殺部隊


席を立つとみんなのいるリビングへ、そこで手に入れた情報そして作戦を話し、みんなにはここで待つよう伝える。


「いや~マジか~」

「暗殺部隊・・」

「私としては姫様にもご遠慮いただきたいのですが・・」アルバート

「まあ大丈夫じゃ、いつものように全員捕縛してくるのでな」


そこに二階から魔族の女の子がおりてくる。


「お兄様!」

「おおロキシー、まだ降りてこなくてもよいぞ」

「大丈夫なのですか?ロキは心配でなりませぬ」

「大丈夫だ、こちらの姫様が何とかしてくれる手筈がついた」

「はじめてお目にかかります第2皇女ロキシー・タイロス・ウェザラードと申します良しなに」

「アルフレア王国第三王女マーシャ・オースティン・アルフレアじゃ」

「え?まだ王女様は子供ではないですか・・」

「うむ来月8歳になる外見は子供じゃ」

「えっえっ?」


「ロキよこの姫様は私の何倍も強い、任せても大丈夫だ」

「本当なのですか?」

「ロキ殿は心配性なのじゃな、だいじょうぶじゃ軽く捻ってくるからここで待っておればよい」


作戦はすでに全員へ話してある、魔族の奴隷であるフロウラそしてジルを先に立たせ、まずは5人が潜んでいる場所へと歩かせる。

当然のことながら敵は居場所がばれたと思いこちらへ向かってくるが、その中でも命令している人物を見つけ、隠匿の魔法とハイディングのスキルで敵のリーダの背後を取り最初に叩く。

作戦はいたって簡単だが、それにひっかかるかどうかは敵次第といったところ。


そして3人は敵の潜む林に向かい歩いていくと、わらわらと5人の魔族が出てくる、すでに全員手には短剣を携え、じりじりと距離を詰める。

その中から一人が出てくる。


「お前たちは何処の部隊だ?」


リーダーらしき魔族が話し出すのを見計らい全員にシャドウバインドをかけ、同時に敵のリーダーを捕まえる。


「シャドーバインド!」


5人全員の身動きを止める。

「おい!ゴラッ!おまえがリーダーか?」

(オラオラく~~)


目の前に美麗な金髪の美少女が眉間に皺を寄せ首をつかみ目の前に引き寄せている。


「おい!答えろ!」

「な なんだっ!」

「2つ選択肢をやる、一つは拷問もう一つは奴隷だ、どっちがいい?」

「・・・」


「そうか拷問か?ならこれからお前の足をぐゃぐちゃにする、かくごしておけ!」


答えを返さない暗殺者のリーダーは、この後後悔することになる。


(ドン!グチャ!バキッ!べチャ!ドンッ!・・)

「ぎゃ~~~~~やめてくれ~~~~ぎゃ~~~~~あしが~~~あしが~~~~」


その叫び声は周辺2kにわたって響き渡る。


「お許しください、お許しください~~」泣き


その足は無残にもぐちゃぐちゃに叩き潰され、どう考えても一生歩けないそう見えた。


「た 助けてください・・・何でもしますゆるして・・・」

「わかった助けてやる、だがお前は奴隷じゃよいな」

「はい~~奴隷でいいです~~」

「汝の生殺与奪と引き換えにこの印を与えわが行動の助けとなす、我が奴隷として生きよ!」

「ついでに傷は治しておいてやる、汝の傷を癒せ※ホーリーヒール」


※ホーリーヒール(どんな怪我でもたちどころに治る聖属性のヒール、レイスやゾンビなどの死者には使用不可)


暗殺者のリーダーの胸にはマーシャの紋章が、そしてさっきまで無残な姿だった2本の足がみるみるうちに元通りに戻っていく。


「はれっ!」

「おぬしはもう妾の奴隷じゃ、逆らうなよ」にまっ!


そして身動きできない残りの4人には隷属の魔法をかけていく。


「おぬしらはそのまま別荘の前に正座しておれ」

「はい仰せのままに」


「さてあと8人か、行くぞ」


そういうとまた隠匿の魔法とハイディングのスキルで姿を消し、残りの暗殺者のいる方へとフロウラとジルを歩かせる。


(え~~~私も断ればああなってたの?・・こわっ)フロウラ

(いやいや確かにないわ~~選択肢は一つしかないわ~~)ジル


決局同じことを計3回13人の暗殺系魔族は全員お縄になった。


(なにあの声、なになにをしてるの?)ロキ


(あ~姫様ようしゃないな~~)ジョシュ

(いや~~~何も聞かなかったし何も見てないし~)フラン


何処から攻撃してくるのか何をされるのかすらわからずあっという間に身動きを奪われ、その場で拷問。

逆らえばこうなると目の前でやられたら、そりゃ言うこと聞くに決まっている、暗殺者も形無し。


「いま帰ったぞ」


「何じゃどうした?」

「姫様、こちらへ」


そういうとクレアが柱の陰へとマーシャを連れていく。


「どうしたじゃないですよ、魔族の方だけじゃなくみんな引いてますよ」

「しかたないじゃろう、最初のインパクトが大事なんじゃから・」

(やれやれ、これじゃ将来恐怖の大魔王です)


それからはリーダーと思しき暗殺者に洗いざらい吐いてもらう。


「そうか・2人の王族を殺せとな、全部宰相のたくらみじゃな」

「このままだと戦争まっしぐらですね」

「反対しそうな王族を根絶やしにし魔王に戦争をたきつけ、自分らだけ私腹を肥やすか」


「やはり一度締めに行かないといかんな」


「今から行くか?」

「え~!」


全員が同じリアクションをする、さっきまで暗殺者を何とかしようという話だったのに、ことが済めばすぐにこれだ。


「ほんとうに?」

「早い方が良いじゃろう」

(また囮ですかね~)ジル

(あ~もう好きにして)フロウラ


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