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副隊長ジル・チュラキュア

副隊長ジル・チュラキュア


姫様の乗る馬車にはさらにもう一人加わることになった。


ジル・チュラキュア

24歳

種族 吸血鬼族女 チュラキュア魔男爵家長女ハーフ吸血鬼

魔法術師 召喚魔法(魔法生物中級)変身魔法

ルルド洞窟魔石採掘部隊副隊長


魔法熟練度 130/200級

剣術     30/50級

小剣術    40/50級

槍術     47/70級

体術     79/80級


HP   1700/5000  ヒットポイント(体力)

MP   1700/2000  ミッションポイント(マジックポイント)

SPD   268/300 スピード(足の速さ)

AGI    67/100 素早さ(敏捷度、魔法詠唱+補正)

AT    278/300 アタック(攻撃力)

MAT   333/400 マジックアタック(魔法攻撃力)

DF    677/700 ディフェンス(防御力)

MDF   522/600 マジックディフェンス(魔法防御力)

FA     87/100 フィンガーアクション(器用さ)

IT    101/200 インテリジェンス(脳力、頭の良さ)


魔法※火2水4土4風5聖0光0闇8無4

※聖魔法による能力疎外発生中、全体の能力値半減。

現在の悩み なんとか助かった フロウラ様が無事だった これからどうなるの?


「ん おぬしバンパイアか?」

「はいハーフですが…」


ジルの身長は165ぐらい、やせた体は今にも倒れそうに見えるが、出るところは出ているため足と腕の細さだけが目につく。


「だから日の光の下でも平気なのか?」

「はい、苦手ではありますけど砂漠でも歩かない限りは1日ぐらいは平気です」

「ふーん、魔族もいろいろじゃな」

「まさか奴隷になるとは思いませんでした」

「なんでじゃ?」

「吸血族は不死のため奴隷契約の一文、死ねば解除という契約内容が当てはまりませんので」

「残念だったなわらわの契約は一生じゃ」


そうマーシャの奴隷契約魔法は通常覚える契約魔法と違い死ねば解除されるという部分に限界がない、それは彼女の隠れ情報(天界の使徒)によるところが大きい。

紋章も天使という事はマーシャとの契約=神との契約に等しい、もちろんマーシャが解除すれば元に戻るが、たぶんこれから一生奴隷契約が解消することは無いだろう。

ジルはどうして?という考えが頭に浮かぶ、闇属性に対しての聖属性という図式は、水と火のようなもので、本来生き物に付属する属性としてあるわけではなく生活環境などで後天的に発生する属性と言える。

バンパイヤであっても赤ん坊で生まれた時点では普通の人なわけで、血を吸われバンパイヤになって初めて闇属性となるわけだ。

奴隷紋の魔法自体は闇属性に属するのだが、聖属性の者が使用できないわけではない。

マーシャのかけた奴隷紋の魔法は後天的な属性を無視してかけられていると思われる、彼女の属性と言うより彼女の考え方がそうしているのだ。


ちなみにマーシャは自分の情報欄に神の使いのような事が書かれてあっても、本人はただの生まれ変わりであり、立場は姫にされたが、人としての自覚しかない。

結果としてチャームや隷属魔法のような操作系の魔法であっても数ランク上の魔法となってしまうのだ。

そう2人の魔族は普通の奴隷紋の魔法ではなく最高ランクの絶対奴隷魔法をかけられてしまったという事、しかも肉体ではなく魂にかけられてしまった。

そうでなければ魔族の胸に天使のマークがつくはずがない、もし通常の奴隷紋の魔法で聖属性の補填がかかっていたならバンパイヤなど常に焼き印を押され続けるような激痛で我慢できなくなるはずなのだが、マーシャはその辺のことは全然知らずに魔法を使用している。

まあこの絶対奴隷魔法は奴隷にされる代わりに聖なる加護というおまけ付きなので良いか悪いかは本人の判断次第だが。

(聖なる加護=常に聖属性の防御がかかる、闇属性魔法に耐性がつく)

知らぬが仏とはこのことかもしれない。


「もしかして姫様の魔法は全部ブーストがかかっていたりします?」リリアナ

「そのようじゃな」

「やっぱり」

「姫様の魔法は最強です」フラン

「まあおぬしらも悪いようにはせぬから、黙ってみているがよい」


馬車は着実に洞窟へと向かっていく、召喚魔法使いの2名がこちら側に捕まっているおかげで、道中で遭遇するのは野生のイノシシや牛ばかり魔獣の類にはとうとう出会うことがなかった。

数時間後、奴隷となった魔族2人の案内もあってすぐに洞窟の場所は特定できたが。

馬車はその手前10kの空き地に待たせておくことにした、その場所にキャンプを張る。

まずはそこからマーシャと騎士数人そして学生と魔族の奴隷が洞窟へと向かう。


面白かったら★たくさんおねがいしま~す


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