表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
第8章 ダンジョン攻略パート3
459/461

元神ではあるが…

元神ではあるが…


既にエリア5のダンジョン魔物は一巡し現在は解放状態で次のシーズンへと移行する。

スタートアップシークエンスと言うやつに入っていた。

ダンジョンボスと言うやつは当然のことだが消滅はしないようになっている。

消滅するとダンジョン自体が消滅してしまうことになるからだ、だがダンジョンボスが倒されたことはこのダンジョンにいる冒険者全員に知らされることになる。


「起きたか?」

「あん」

「おぬしもやられたな」ダーラ

「こ ここは?」

「おぬしの城じゃろう」

「負けたのか?うそだろ!」

「ふむふむ、おぬしメスだったのか」

「え あれ なんで!」


彼いや彼女は女性の姿がいやだった、なにせもとは男のエリシエル

戦いの神であり一時期は戦神と言われていたこともある。

最強の神を自負していたのだがいつしか堕天し竜として生まれ変わる、その時ゴッドゼウスは彼を女性として転生させたらしい。

しかも数千年生きる天空竜として転生させた、生きながらに彼は逃れられない姿を強いられてしまったということ。

だから別の生物へと変身魔法を使用して、この地へ訪れる冒険者に恐れられるように見せかけていた。


「それでおぬしはここから出たいのか?」

「でられるならばな」

(負けた…)

「出られるぞ」

「でられるわけないだろ!」

「じゃあこのままここで暮らすか?チャンスは一度きりじゃ」

「これは罠だ、嘘だ、そんなことありえない!」

「妾は神に頼まれた、邪神を倒し ついでにこの世界に居るダンジョンコアの解放をせよとな」

(邪神討伐のついでか?)ダーラ

「それはできないはず」エリシエル

「そうじゃな、普通に考えればコアが無くなったダンジョンは消滅する、だが魔石を利用して新たなコアを作ったならどうなる?」

「作るだと?」


魔石は常に100トンぐらい確保してある、ダンジョンコアを作るために必要な魔石は20トンもあれば可能だ。

後は創作技術や幸運や物つくりスキルの習練度がカンストしていればほぼ100%ダンジョンコアを作ることが可能。

今の所それらを可能にできるのはマーシャ以外にはいないのだが。


「妾もそうやって主の元に居るから本当の話じゃよ」ダーラ

「さっきから勝手に話しているがお前は誰だ!」

「もう忘れたのか?ダーラスじゃ、おぬしとも何度か話したこともあるじゃろーが」

「…あ!あのいけすかないバカ女か!」

「バキン!」ダーラの拳が振り下ろされHPが10%減る

「あつー」

「いけ好かないとはなんじゃ、おなごの癖におなごの尻ばかり追いかけおって」

「邪魔ばかりするやつの言うことなど…」

「そうかやめておくか残念じゃな、次は何万年先になるかの~」

「ちょちょっと待った」

(出れるのか、またやり放題できるのか?)

「条件があるがな」

(条件だと!)

「もちろんじゃただではないぞ!」


そうタダで解放はあり得ない、なにせダンジョンコアになったのは。

制御できない竜や魔獣、この世界では死ぬことも無く制御できる者もいない。

最強の生物をどうやって生かしながら殺さずに制御できるか?それが聖女のダンジョン構想だったから。


「条件は?」

「妾の従者として生きる事じゃ」

「え?それだけか?」

「言っておくが悪さはできなくなるぞ」

「Hな事をするのもか?」

「こ 奴またか…」ダーラ

「Hな事、要するにおぬしの場合女同士のラブじゃな?」

(うまいこと逃れたな主)

「ダメか?」

「禁止じゃ、見てわからぬか?妾の側近は全て女性、おぬしに変なことを仕込まれてはかなわぬ」


いつの間にか中央の城には全員が集まっていた。一人だけ男性もいるが彼はそれほど性欲に対して欲がなさそうだ。

どちらかと言えば戦いや珍しいものに興味があり本当はエリア5のボス戦も挑戦してみたかったというところ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ