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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
第8章 ダンジョン攻略パート3
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城内で待ち構えているのは

城内で待ち構えているのは


ここはエリア5最終ダンジョン、100k四方の草原は丘と谷を組み合わせたようなまるでどこかの平野を思い出す。

中央には草原には場違いな大きな城が聳え立つ、城と言っても高い塔が互い違いに建造してあるタイプではなく

どちらかと言えば高い外壁に囲まれた関所のような作り。

周りには幅20メートルほどの濠が有り、そこには水が張られているようだ。

面白いのはそこに至るまでの川などが無いので、堀の水は湧き出ているという設定なのかもしれない。


「シュン」

「スタッ」


マーシャは外壁の上に立ち中を見下ろす、中央部分に5階建ての四角い建屋があり。

その周りを宿舎や馬房などがいくつか点在している。

常に兵士が見回っているが、外壁の内側にいる兵士の装備は割と軽めの物だった。


「うむ、高い魔気はあの中央の建物からじゃな」

「シュタッ」

「只今到着っす」

「シュタッ」

「おにゃにく」

「どう見る?」

「やばい奴がいるのだけは分かるっす」


この場から中央の建屋に行くまで何もないわけがない、うっすらと防御魔法のヴェールがマーシャには見えていた。


「このままつっこむと索敵に引っかかる分けじゃな」

「どうします?」

「陽動作戦をしてみるか」


そろそろ設置したカントリーホームに敵の偵察隊100騎が到達する頃。

その時を同じくして城の中で暴れまわるとどうなるだろうか?

敵の数は今見えているだけか、それとも新たな伏兵やさらに能力の高い兵士が出現したりするのか。

それらを確かめてみないことには、うかつに近寄ることもできなさそうだ。

マーシャ単独でやっても構いはしないのだが、なにせまだ未踏破のダンジョンである。

いくら強くても罠にはまればひとたまりもない。


「では偵察隊とダーラたちが戦いを始めたら、こちらも城内で暴れるとするぞ」


そういえばネコマタの戦闘スタイルはまだ近くで見たことが無かった。

ネコマタの場合、幻術と体術そして前足の爪による攻撃だが。

いくつかの特殊能力も持っているとは聞いている。


「危うくなればここへ戻るかホームへ帰還しても構わぬからな」

「了解っす」

「やってみるにゃ」


約10分後、ダーラが敵の偵察隊と遭遇戦を始め、その期に乗じて城内へと3人は各自乱戦へと突入した。


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