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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
第8章 ダンジョン攻略パート3
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全人未踏のエリア5

全人未踏のエリア5


転移の間に移ったマーシャ一行、ここまでの戦いぶりで判断すると、このダンジョンはっきり言って軽すぎる、ぬるいと言って良いぐらいだ。

まあそれはダンジョンを2つもクリアしてきたマーシャだからこそ言えることなのだが。

本当にこの調子で進めばエリア5を攻略するのは、後2時間もあれば完了するのではなかろうか。

だがエリア前にある転送魔方陣は今までの雰囲気とは違っていた。


「一応石碑に登録しておきましょう」

「そうじゃな」

「ここなんか違くないですか?」フラン

「天井が無い」スウジャ

「ほんとね」フロウラ

「空が見えるのにゃ」


部屋の壁は高さが約8メートルほどある、前方にはちゃんとドアがありその向こうにはエリア5が広がっているのだろう。

だが天井からは青い空がのぞいている、まるで今までのエリアとも全く違う雰囲気が天井から漂って来る。


「何すか、これは草の匂い?」カユーラ


まだ誰もここまで到達していないと思われる最終エリア、もちろんこの先に何があるかなど分かるはずもないが。

最後のエリアにはダンジョンコアとなる最強の生物が存在しているはずなのだ。


「行くとするか?」

「もう?」フラン

「何じゃ怖いのか?」

「怖いというより、得体のしれない何かを感じます」

「ようやく分かるようになったか、その通り何かがおる」

「プレッシャーっていうやつだな」スウジャ

「じゃがこのぐらいは当然の事じゃな」


敵が発っする気配ではなく、エリア全体に流れる魔力のようなもの。

その気配が他のエリアより断然濃い上に、天井から入って来る匂いがさらに強者の気配を後押ししている。


「行きますか?」

「拝みに行くかラスボスを」

「はい」


目の前の扉をこれまでには無かった風景が広がっていた。

そこは見渡す限りの草原。


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