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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
第8章 ダンジョン攻略パート3
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エリア4(ボルケーノ)

エリア4(ボルケーノ)


転移魔方陣によってエリア4へとやってきたチームマーシャの一行。

魔方陣のあるエリアにはもちろん誰もいない。


「ここで一応記憶しておく方が良いな」

「はい」

「少し暑くないか?」スウジャ


祠と言うより円形の部屋と言った方が良いだろう、魔方陣の端に石碑のような記憶柱が立っており。

そこに手をかざすと自動的にエリア討伐の記録が残される。


「さすがに誰も来ていない場所じゃな」マーシャ

「少し埃っぽいのはそのせい?」フラン

「誰も来ておらぬのじゃ掃除もしていないじゃろう」

「来ても掃除などしないだろ俺らは」スウジャ

「そうか?」

(魔族はそのようなことまで気にしないか)

「やはりこの扉の向こうは暑そうじゃな」ダーラ


祠の中も30度近い温度がありそうだ、エリア3の気温と比べたらこのぐらいがちょうどいいが。

扉の外はどう考えてもそれをはるかに超える気温だと思われる。


「そろそろ出立しよう」

「はい」

「行くのにゃー」


リリアナが祠の戸を押し開くと目の前に広がっているのは砂漠だった。


「砂漠」

「おいおいあの山はなんだ」スウジャ


砂漠だけではない、30kぐらい先には大きな山それも活火山らしきものが見えている。

それ以外にはところどころに岩山が点在しているだけ。

植物などと言う物は全く存在していない場所だった。


「機工車で進むか…」


マーシャがそう思ったときだった。


「ザザザザザ」

「なにか来る」フロウラ

「ザバン!」


1キロほど先の砂の地面が盛り上がり、そこから巨大な生き物が姿を現す。


「ジャジャジャジャ」


大きなムカデと言った方が良いのか全長は30メートル以上、胴回りは2メートル以上はあるムカデ。

それだけでは無い、ムカデが砂から出てきたと同時に周りの砂が盛り上がり今度は別の魔物が姿を現す。


「次はなんだ!」

「ジャリジャリジャリ」

「サソリ?」


サソリと言っても大きさは3メートルほどもある巨大な物。

砂に近い色をしているがムカデの発する威嚇音のせいでたちまち色が赤く変化していく。

どうやらこの2種類の昆虫は敵同士らしい。


「戦うと面倒じゃな、飛ぶぞ」マーシャ

「それがいいにゃ」

「そうですね」

「確かにその方が良いな」スウジャ


だが飛んでどこへ行くのだろう、中央にそびえたつ活火山。

ここまでの法則を考えればダンジョン中央には必ずボスがいることが分かっている。

という事は真ん中にある火山にこのエリアのボスが存在すると言う事になるのだが。


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