次なるエリア
次なるエリア
全長20メートルの雪豹を倒し次のエリアへ行く魔方陣が氷の大地から浮かび上がる。
いつの間にか天候迄変化すると、仲間が戦っていたはずの魔物たちも消えていた。
「やったのか?」スウジャ
「そうらしいぞ」ダーラ
「やったにゃ」
「貴方何もしてないじゃない」フロウラ
「寒いのはにがてにゃ仕方ないのにゃ」
「姫様」
「どうやらエリア3は攻略できたようじゃな」
雪豹を倒して得たお宝は、雪の結晶とかいう宝石。
アイテムとして使用するのか内容にはこう書かれていた。
雪の結晶:交換アイテム(最終ボスを倒すと使用可能になる)
雪豹の毛皮:極寒の中でも凍えることが無い、常にHPを回復する秒×10ポイントDF+100。
氷の槍アイガー:氷魔法が使用可能になる、攻撃力はMP依存、自動的に持ち主の元へ帰る。
変身魔法獣編(上級):獣に変身する魔法の上級を習得できる巻物。
獣魔従属魔法(上級):獣人や獣魔を従属させることができる魔法の上級を取得できる巻物。
「面白いものが手に入ったぞ」
「なんですか?」
「巻物じゃ」
「おー」
「この魔法の巻物、姫様には必要ないのでは?」フロウラ
(聖なる魔法で全員従者にできるのですから)
「確かに」リリアナ
「それよりそろそろ転移魔方陣が消えるわ」フロウラ
「そうじゃな、次のエリアへ行くとしよう」
前人未踏のエリアは後2つ、次のエリアはまだ誰もその中身さえ見てはいない。
それだけエリア3が難しいと言える、確かに極寒の世界で目に見えない魔物をどうやって倒せば良いのか?
そんなこと普通の冒険者には無理だと言ってよい。
王族だとしても20人規模の兵士を投入してようやく攻略できるかどうか。
そんなエリア3を簡単にクリアしてのけてしまったマーシャ達。
この後で起こることなど考えもしていないが。
はたして次のエリアは何が待ち受けているのだろうか。




