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まさかの性教育

まさかの性教育


指輪をもらった3名はいつのまにかMPの容量が倍以上に上がっていた、それはいつもならそろそろ気分が悪くなるのに全然大丈夫だと感じだしたから。

リリアナは通常の防御魔法だと枯渇するのに時間がかかるため、中級魔法のハードプロテクションを主に使用した、その魔法なら10倍のMP使用量となるからだ、それでも指輪のおかげで使用量は半減しているため。

簡単に何回も魔法をかけられることを、喜びながら感謝していた。


(マーシャ様すてきです~~~~)


「よーし終了!」


「そろそろ1時間じゃな、どうじゃ?」

「姫様素晴らしいです~」

「おう なんか難しかったのが嘘みたいだぜ」

「今ので男子は10以上容量が増えはずじゃ」

「これ毎日すんのか」

「できればな、じゃが気分が悪くなるということは一人の時は部屋の中で訓練するようにな」

「そりゃそうだ外で気分が悪くなって、暴漢に襲われたりしちゃたまんねえや!」


(おいさっき姫様が言ってた女子はってどういうこと?)ジョルジョ

(やれやれ、おまえ子供がどうやって生まれるか知ってるか?)ロッド

(こうのとりが…)テンマル

(そりゃおとぎ話だ、子供は男と女がHな事をして女が妊娠すると生まれるんだ)

(マジか知らなかった、だがそれと気持ち悪くなるのはどういうつながりだ?)

(女子は良く運動の授業で気分が悪くて見学するよな)

(ああ)

(あれは生理という状況でそうなる)

(よく女子は話してたりするな)

(女子は子供が作れるようになると定期的に子供を作る環境をおなかの中に作る、妊娠しなければそのまま流される)

(ふむふむそれで?)

(だが妊娠する予定だった体はお腹に子共をなす為の栄養をため込むんだ)

(栄養?)

(簡単に言うと血液だ、妊娠しないとそれが体外へ排出される)

(ふ~ん、それで?)

(その図式よく考えてみればわかる、かなりの血液をお腹に取られそれが無駄に排出される)

(血が足りなくなるな)

(ああ貧血になり、バッドステータスになるんだよ)

(お~そういうことか、お前よく知ってるな?)

(俺んちはただの騎士だからな、おふくろは伯爵家のメイドだった、俺もよくお守りさせられて教え込まされたんだ、女の子を乱暴に扱うなとな)

(マジ分かりやすかった、ありがとうな)


いつの間にかそこにはほかの男子も聞き耳を立てていた。


(そういう理由だったんか~~~)トッド

(うすうす知ってはいたが詳しくは知らんかった・・・)カバネル


「よくわかったか?」

(うわっ姫様!)


姫様が男子たちに声をかけた。


「はいよくわかりましたー」

「よろしい、それでは本日は解散」


付き添いで来ていた先生も顔をほころばせて黙ってみていたが、彼も最初見ているか介入するか迷っていたが、結果として見守ることにした。


(姫様の博識もそうだが男子にもなかなかいい子がいるじゃないか、今後がますます楽しみだ)


この世界もそうだが、たいていはおとぎ話でことを済ませる場合が多い、だがアカデミーも中等科になれば女子もだんだん大人びてくる、当然男子も知らなけれないけないことが増えるのだが。

そちらの授業は女子ばかり進んで男子はなかなか知る機会が少ない。

特に爵位持ちは男尊女卑の考えが根強く残っているため、男は知る必要がないと、女性ばかりに面倒ごとを押し付けるのだ。

まさか7・8歳の子供がここまで知っているとはだれも思わないが、確かに図書館にはそういう書物もあり、特に閲覧禁止にはなっておらず、マーシャがそれを読んでいても不思議ではない。


「おいお前はこの後すぐ寝るのか?」

「いや俺は少し素振りをしていく、さっきの防御魔法をかけてやってみるつもりだ」

「ああ そういうことか、じゃあ俺も付き合うぞ」


防御魔法ができるようになれば魔法をかけた状態でどのくらい動けるかを測りたくなるもの。

女子は全員ホテルへと戻ったが男子は逆に全員がその後1時間ぐらい、剣術の訓練を行っていた。


「マーシャ様って何でも知っているのですね」

「いいやそんなことはないぞ、わらわが知っていることなどほんの一部じゃ」

「いいえ体の仕組みなど、なかなか知る機会はございません」

「神聖魔法や体術などは体の仕組みを知らなければ使えない魔法も多いからのう、そのついでに覚えた知識じゃ」

「なるほど・・・」

「皆もそのうち覚える事もあるじゃろうし、良い機会じゃと思ったのじゃ」


ホテルへの部屋へと女子たちは戻っていく、その日は魔法を限界まで使用したせいか全員がすぐに眠りについた。

次の朝はまた隣接するレストランにて朝食をとったが、朝食はバイキング式のため、昨晩のような取り合いにはならずに済んだ。


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