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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
第8章 ダンジョン攻略パート3
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惨敗

惨敗


魔伯爵は昨日からこのダンジョンに挑戦していたが、実はエリア2も他の部隊と協力してようやく攻略できたらしい。

エリア3の事は少しぐらい聞き及んでいたのだが、噂を聞いたところで簡単に攻略できる場所ではない。

雪山登山に相当する装備を持って来ることなどしないうえに、この吹雪の中を無理やり行軍してきたらしい。


「おぬしらだけか?」マーシャ

「何のことだ?」

「他にも攻略部隊が来ていると話を聞いたが?」

「私は知らぬぞ」

(おしえるものか)

「そうか、本体は先に行ったのね」フロウラ

「…」

「あんたら途中で逃げてきたってこと」カユーラ

「別にどうしようと私の勝手だ」

「フーン、それで?」スウジャ

「だからこんなに難しいとは思わなかっただけだ」

「なんで暗部の兵が一緒に…」従者コッカリス

「潜入よ、ばらしたらどうなるかわかっているわよね」カユーラ

「ヒエエ」

(ここまでです伯爵様)

(くそう)

「おぬしらは帰った方が良いな」

「連れて行ってはもらえないのか?」

「何を寝ぼけたことを」フロウラ

「あなた達じゃ役不足よ」カユーラ

「よわよわにゃん」

「グググ…」

「悪いことは言わねー早く帰った方が良い」スウジャ

「くそう」

(しかたない今回はあきらめるか)


小屋の中には入れず外で魔伯爵と話すことになったが、ダーラもリリアナもここは口を出さずにフロウラ達に任せることにした。

下手に話して王国の人間だと知られるのも面倒だからだ。

それに彼らが他の魔公爵の回し者の可能性が無いわけでもない。

このダンジョンに挑戦している魔貴族は聞いているだけで2組、だがどう考えてもこの魔伯爵がマーシャ達を探るために潜入しているとは思えない。


「どれ入口まで届けてやろう」マーシャ

「どうやって!」

「転移エリア3の祠」

「シュン」

「よろしかったのですか?」

「放って置いても問題なさそうじゃ」

「それより腹が減ったぞ」ダーラ

「おーそうじゃったな」


1時間ほど遅れたがマーシャ達は昼食を摂ることにした。


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