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リリアナ・シュローダー

リリアナ・シュローダー


ということは剣術のようなやり方でなく魔法量を上げるには、単純に毎日倒れるまで魔法を使うしかない。

それとずるいようだがマーシャには魔法育成スキルがパッシブで数種発動している、そのおかげで魔力量は半年で倍近くまで増えているし、魔法攻撃力も数倍になるし魔素の使用量は半減するというスキルまである。

そうリリアナが今以上強くなるには毎日ぶっ倒れるまで魔法を使うことだけではなく、魔力量の早く増えるスキルまたは魔法具またはバフをかけて訓練すればよいということ。


リリアナ・シュローダー  

14歳

種族 人

女 

シュローダー公爵家2女


魔法熟練度  90/100級

剣術     19/60級

小剣術    15/60級

槍術     43/50級

体術     37/60級


HP    800/800   ヒットポイント(体力)

MP    800/1000  ミッションポイント(マジックポイント)

SPD    57/100 スピード(足の速さ)

AGI    66/100 素早さ(敏捷度、魔法詠唱+補正)

AT     48/70  アタック(攻撃力)

MAT    89/100 マジックアタック(魔法攻撃力)

DF     76/80  ディフェンス(防御力)

MDF    88/120 マジックディフェンス(魔法防御力)

FA    130/150 フィンガーアクション(器用さ)

IT    140/150 インテリジェンス(脳力、頭の良さ)


魔法※火4水7土9風3聖3光2闇2無6

※加護(努力・中、50%UP、魔法特化中・魔法に限って成長が早い1.5倍)

アカデミー指定学生服上下・下着・靴下・靴

現在の悩み・卒業後の嫁ぎ先・王家とのつながり


マーシャがリリアナの情報をスキルで見てみる、15歳クラス魔法職では1位2位を争う数値だが。

マーシャと比べれば両者には埋めがたい差が見て取れる、だがそれは仕方のないことだ。

何せ間違いとは言えマーシャは転生時にこれでもかというぐらい沢山のチートスキルを持参してきたのだから、それにもって生まれた努力家というスキルも健在なためどんどん新しいスキルが増えていく。


マーシャ・オースティン・アルフレア  

7歳

種族 人

女 

王家3女


魔法熟練度 460/500級

剣術    539/600級

小剣術   465/500級

槍術    413/500級

体術    677/700級


HP   5000/6000(+10)ヒットポイント(体力)

MP   5800/7000(+10)ミッションポイント(マジックポイント)

SPD   457/600(+10)スピード(足の速さ)

AGI   466/600(+10)素早さ(敏捷度、魔法詠唱+補正)

AT    698/700(+10)アタック(攻撃力)

MAT   799/800(+10)マジックアタック(魔法攻撃力)

DF    976/1000(+10)ディフェンス(防御力)

MDF  1010/1100(+10) マジックディフェンス(魔法防御力)

FA    876/900(+10) フィンガーアクション(器用さ)

IT    357/400(+10)インテリジェンス(脳力、頭の良さ)


魔法※火10水10土9風10聖9光10闇8無10

加護※(天使の雫+5・天界の代行者+5・不死鳥・神属性)

予備スキル※(家事全般、魔法、防御、身体能力向上、スキル捕食、スキル創造、創作スキル全般、スキル補助全般、成長補助全般、)

アカデミー指定学生服上下・下着・靴下・靴・コサージュ・リボン

※SPD+10・AGI+10・MAT+10・DF+10・MDF+10・IT+10

※カッコ内は加護と装飾品による+補正

※装飾品一つ一つを鑑定するには他のスキルが必要

現在の悩み 仕事の早期完遂 早く大人になること 戦争の回避


1年近くたち自らの履歴と見比べてみる、初等科入学当時と比べると1年で倍近くまで分母が増えており数値は大人など優に超えている。

さらに派生したスキルや獲得した魔法がまた増えている、もちろん使えるスキルなら大歓迎、パッシブで常に発現しているスキルに相乗効果をプラスしてさらに有利に物事を運べるなら願ってもみない状況。

マーシャの顔は自然とほころび、これからの育成計画を思い描く、もちろん自分だけでなく仲間の育成も行うつもりだ。


「リリアナには今日から特訓してもらうが、その前に用意しなければいけないものがあるな」

「はあ」

「クレア、この町に魔法具の店はないか?」

「ございますがもう閉店時間かと・・」

「とりあえずミスリルかオリハルコン、魔石のいずれかがあれば手に・・」

「マーシャ様それは何です?」

「すまぬ、今のは忘れてくれ」


思わずマーシャは前世で読んだラノベに書かれた魔法金属の名前を出してみたが、クレアには通用しなかった。

確かに中級までの魔法書には魔石はあれど魔法金属は一切記載がなかったからだ。


「そうじゃな 魔石と貴金属があれば手に入れたい、装飾品、指輪などでもよい」

「かしこまりました、すぐに手配いたします」

「マーシャ様、魔石をどうするんです?」

「魔法具を作成してみようと思ってな」

「魔法具作成ですか?」

「先ほどの訓練、普通にやったなら普通にしか伸びぬが魔法具でバフをかけておけば取得する経験値が倍にも3倍にも上がる可能性がある」

「そんなずるい方法があったんですか?」

「フラン、声が大きいぞ、おぬしだって魔法のかかった装飾品を使用しておるだろう」

「確かに靴やカチューシャには簡単な防御魔法が掛けられていたりしますが・・」

「同じことじゃ、その魔法具に魔力成長促進の魔法をかけるのじゃ」

「なるほど・・」

「マーシャ様、魔法具作成には相当な技術が必要と聞きますが」

「いやそれほどでもないぞ、自分に防御魔法をかけるのと同じじゃ、それを長期効果に変更し持続性を持たせる、そのために魔石を利用するのじゃ」

「ああ確かにそれならば可能性がございますが・・・」

「わらわの創造スキルは現在8つ以上ある、それに器用度は500を超えておる」

「器用度500ですか?名工もびっくりな数値じゃないですか?」

「なんとかなるじゃろう」


魔法具作成のスキルはいくつかあるが作成できる道具により様々だ、マーシャの場合一般のアクセサリーや道具それに防具や武具などの作成も経験しておりすでにそれらがスキル化されている。

器用度も通常100が初級、200で中級、300を超えれば名工といわれている、スキルに対して器用度が加算されるため500を超えていれば作成する道具に魔法石を取り入れ魔法具を作成するのもさほど難しくはない。


「ん?マーシャ様ご自分のスキルや熟練度が分かるのですか?」


あっ!と思ったが後の祭り、うっかり自分のスキルを暴露してしまったが。

このメンツならそれほど隠すこともない、それに話しておいた方が後々納得させやすいのだが、念のため少し嘘を混ぜて教えておくことにした。


「うぬ、それは魔法で可能じゃ、鑑定もしくはスキャンともいうが上級魔法に属するので、かなり難しい魔法じゃがな」テヘッ!


とっさに少しごまかしてしまったが、魔法といえばいつでも使用することができるわけではなくなるが、スキルならばいつでもどこでも使用することが可能となる。

鑑定やスキャンなどのスキルが簡単に使えるとなれば、それは隠し事などできないことと同位。

知られれば友人を作ることは難しくなるだろう、何せ考えていることも全部知られてしまう可能性がある。

現在マーシャの鑑定やスキャンのスキルで分かるのは、せいぜい願い事ぐらいしかわからないのだが、マーシャの持つ各スキルによるバフでいずれ相手の思うこと全てが分かってしまうことも、近い将来現実になってくるだろう。


「上級魔法ですか・・・」

「図書館の上級魔法書に載っておったので覚えておいたのじゃ」

「そうなんですね・・・」

「上級魔法まで使えるなんて」

「上級魔法はMPが1000以上ないと無理じゃぞ」

「え~そんなに?」

「一番簡単な上級魔法でもMPの使用量が300以上じゃ」

「私じゃ無理ですね」

「わたくしは少し使えますが、前に試して1回で気絶しましたよ」

「いちばんメジャーなのがエクストラヒールじゃがそれでも300が下限じゃ」


エクストラヒールはHPのケガの完全回復だがケガの具合により使用するMPが変化する。

例えばHPが300でケガの具合がひどい場合だが四肢の欠損がない状態でMPは500ほど必要になる。

通常のヒールはHPの50%回復とケガの小回復、普通の人はせいぜいHP300ぐらいなのでその半分であればヒールでほぼ完治する。

だが骨折が3か所以上で、しかも内臓がやられている場合などはエクストラヒールでなければ治療は困難といえる。

聖魔法の中でも上級となるのはそのためである、又四肢の欠損が見られる場合はリカバリー(再生)という魔法が別枠として存在する。

この魔法は身体の創造魔法の分類になるため、聖魔法だけでなく創造魔法の取得も必要とされる、もちろん上級魔法のため現在使える人はごく一部。

実はマーシャはすでに使えたりするが、今の所使用したことはない。


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