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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
王国武術魔術大会完結編
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リリアナVSダーラ戦①

リリアナVSダーラ戦①


魔術の決勝戦、チームマーシャの最大の見所と言える試合が始まる。

魔力はダーラの方が数倍も上だが、多彩な魔法を使用するリリアナ。

特に操作系魔法はマーシャも称賛するほどだ。

パペットマスターやアイスマスターなど魔法のマスタークラスは10個近く取得している。


「とうとうこの時が来ました」

「どこまで解除できるか楽しみじゃ」ダーラ

「デバフ魔法具は全て解き放って見せます」

「言うではないか、その言葉忘れるでないぞ」

【それでは開始線までおさがり下さい】


古の古龍であり、元々は別の星の住人だったダーラ。

王として君臨したこともあったが別の星では神のような存在だった。

全長30メートルを超す巨大な爬虫類、地上の生き物でこの大きさは最大だと言って良い。

魔法で重量を制御することで飛行することも可能だ。

変身魔法と質量変換魔法を手に入れた事で人族の姿形へと変身し共存もできるようになった。

数万年ダンジョンコアとしてクラールダンジョンの最下層に監禁されてしまったが、マーシャの手によってその責務から解き放たれた。

その魔力は異質と言って良い、人族とは比べ物にならないぐらいのパワーと魔力の両方を兼ね備えた最強の生物。


【はじめ!】

「ギガプロテクション、バリアントオーラ」

「ダークショット、ボディプレス」


リリアナが魔法で防御を固める隙を狙ってダーラは瞬間移動と己の体を使い肉弾戦を仕掛けてきた。


「バガン!ドズン!」


地面が1メートルほどひび割れたように凹む。


「中々やるではないか」

「このぐらいではやられません」

「ヒュン」

「グランドメイクタイプスライム」


ダーラが少し距離を取った所でリリアナは得意な魔法でスライムを作り出した。

しかもこのスライムに粘着性を持たせたらしい。


「面白い」

「行きます」

「ヒュンヒュンヒュン」


50センチほどの土色をした球体がダーラへととびかかる。

だがダーラは避けようとしない、多分リリアナの攻撃を全て受けようと考えているのかもしれない。


「ポニュポニュ」

「何じゃこれは!」


粘着性を持たせたスライムはダーラの体に纏わりつき動きを阻害する。

そしていくつもの土スライムがくっついて体全体を飲み込んで行く。


「ウブ…」

「にゅにゅにゅ」

「黒炎ブレス」

「ボウ ゴー」


土属性のスライムだがダーラの放った黒炎で全て燃えてしまった。


「あ」

「オー」


確かに全ての攻撃を受けると言うのは、こういう事も予測しておかなければならない。

ダーラが着用しているのは防具ではなくメイド服、その服にはさほど魔法を込めてはいない。


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