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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
大会トーナメント 中編
258/461

大会3日目

大会3日目


残る日程は後2日、本日第4試合と第5試合が行われ明日が決勝という事になっている。

第4試合は武術と魔術は3人ずつに分け2回の試合で勝ち抜けに設定。

そうすれば2人が勝ち残り決勝を戦うと言う寸法だ、だがペアの試合は本日から王族の3組が出場するので8組でトーナメントを分けるように調節されている。


武術の部

カバネルジンジャーVSコッドシュトロゼック

ロッドアダムスVSアーノルドシュナイザー

この2試合で勝ち抜けるとカユーラビラットかもしくはラランカバイエルンと対戦することになる。

魔術の部

フランエルウッドVSマールンキュラーソ

リリアナシュローダーVSザッドシルバー

魔法の部はこの2試合を勝ちぬけばダーラかもしくはミルフィーロイズと対戦することになる。

そしてペアの試合の対戦相手が発表された。


ペアの部

アマンダ(第二王女)・フォルダンペアVSチャッピー・マリオスペア

リカルド(第三王子)・ロキシーペアVSカイル(第一王子)・ブレンダペア

シロナ・クロイスペアVSトラム(第二王子)・リンダペア

コリンズ・マーサペアVS王・王妃

ペアの部からは王族の3組が満を持して4回戦から参入する、それまでに8組になるよう組み合わせは済んでいるので、後は順当に戦っていけば明日の決勝で優勝者が決まる。


【それではトーナメント三日目を行います、本日ペアの部は王様及び王子様が参加いたしますので皆さま拍手でお迎えください】


既にアマンダのドレスは昨日御開帳となり、その美しさはため息が出るほどだったが。

本日は王様のペアが登場する、もちろんマーシャが手に寄りをかけて作り上げたバトルスーツとバトルドレス。

まずは本日出場する選手が中央の試合会場へと上がって行く、ちなみに本日からは1試合ずつ武術の試合から執り行われる。

試合時間も20分と3回戦より5分延長されることになった。

予定では午前中に武術の試合と魔術の試合を行い、2時間の休憩後午後1時からはペアの試合と言う形になる。


「わー」

「ヒューヒュー」

「おーさまー」

「アマンダさまー」


黄色い声援と共に順番に選手たちが中央の舞台へと上がって行く。


「すごいな王様のバトルスーツ…」

「大金貨200枚以上はくだらないな…」

「いやそれ以上はするんじゃないか」


何処かしこからそんな声が聞こえて来る。

本日の為にチームマーシャも王族も一部の装備は伏せてあったりする、あまり早いうちにお披露目しては手持ちの魔法具の性能がばれてしまい、対応されてしまう可能性もある。

アマンダも先日までは別の高性能ドレスを纏い出場していたが、さすがに今日はマーシャ謹製のバトルドレスを着ている。

遠めから見てわかるその違い、確かに王様と王妃様が着ているバトルドレスと比べても引けを取らない美しさだ。


「スゲーな」

「綺麗ね~」

「私もあんなドレス着てみたいわ~」


どうやら見学している貴族の奥方様には好評のようだ。


「やっぱりマーシャ様に今度作ってもらおうかな」チャッピー

「今着ているのもマーシャ様が作った物ですよね」マリオス

「一応フィッティングは合わせてあるけどこれは借りものなのよ、やはりオートクチュールが欲しくなるわよね、あの方々を見てしまうと」


約3名のドレスは輝いているだけではなく、神々しささえ感じるのだから仕方がない。


【それでは本日4回戦、第一試合は武術の試合から始めます】


王様は審査員のブースへとやって来る、昨日の内に会場は中央舞台のみに作り変えられ審査員のブースとは別に王族のブースが作られていた。

王様に各隊の将軍一人一人が挨拶をすると王族専用のブースへと着席する、管楽器のファンファーレが会場に響き渡り4回戦目の第一試合が始まって行く。


【パッパパーパラパパパパーパラパパラパパー】

【第一試合 カバネルジンジャーVSコッドシュトロゼック】

「先生もおたから狙いかよ」

「職業上ダンジョン攻略には行けないからな」

「負けても成績落としたりしないでくれよ」

「それは今後の努力次第だ」


コッドは中等科の教師であるが高等科の剣術指導も行っている、ちなみにマスタークラスへの昇級は彼の付ける点数も必要だったりする。


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