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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
大会トーナメント 前編
244/461

大会は続く

大会は続く


部隊の司令官であるジャベリン魔伯爵が捕まった事により2つ目の魔族のたくらみは未然に回避された。

だが首謀者である魔族は未だ魔王国において自由に動ける身であり、首謀者であるロディトル魔公爵が次に何をしてくるのか?それはマーシャにもわからない。


「マーシャ様」

「うぬ、ジャベリンの部下は全て捕縛完了した、その代わりトーナメントはやや歪になるが仕方ないじゃろう」


ジャベリンの部下は半分が一次予選を勝ち抜いており、1次予選は7組が不戦勝と言う事になった。

明日の2回戦も魔族が勝ち抜いた13組が不戦勝になる、西地区の選手には今回の大会は諦めてもらうしかなくなったが、放っておいて死者を出すよりはまだましだ。

操られていた西地区のリーダー、フランクリンマーキュリス卿は目をさますと残念がっていたが。

魔族の術に嵌り強制的に操られてしまった事の方が悔しいとのことだった、できれば復讐などと言う事は慎しんでもらいたいものだが。

マーキュリス伯爵家はロマール聖教会の強硬派(魔族排除派)であり、この事態を重く受け止めさらに魔族排除へと突き進んでしまう可能性がある。

大会終了後この事件については王様から追って沙汰を貰う事になるだろうが、今後どうなるのかは今後の聖教会の動向にもよる。

試合のほうはチームマーシャ及び、王都からの出場者は変身魔族の棄権もあり全組が勝ち抜けた。

そしてラランカとマールンも共に勝ち抜け、大きな問題を回避できたことで無事に大会1回戦を終わることができた。


「この件は妾が王様に報告して置く」

「かしこまりました」将軍一同


時刻は既に16時を廻り初日の1回戦は終了、現在は司会が1回戦を突破した選手の名を高らかに報告しているところ。


「そろそろ挨拶の時間じゃな」

「はい」


結局最初の3試合までしか試合を見ることなど出来なかったマーシャ、後は魔族の捕縛や操られていた選手たちの救出に追われ、食事すらもとれずにいた。


【それでは大会委員長様、一言お願いいたします】

【本日は会場にご来場いただき誠にありがとうございます、皆様のおかげで王国の財政も潤う事でしょう】

「あはは」

【本日は不戦勝もいくつかありましたが、途中で体調を崩すものも数人出たと聞く、皆も体調管理はしっかり行うように、そして明日の試合も余すことなく力を出してほしい】


司会に目くばせをする。


【それでは明日、午前9時より選手の入場を行います、皆様も体調管理はしっかりとなさりますように、それでは皆様お疲れさまでした】

「わー」


この後マーシャは王様の元へ、今後の話をしに行くことに、だがそこには思わぬ人物が同席していた。


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