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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
大会トーナメント 前編
237/461

学院内診療施設

学院内診療施設


そこは学院付属の診療施設、既に数人の人質や魔族が眠らされている。


「あ 姫様!」

「そのまま仕事を続けよ、この者は妾が見る」


連れて来る前に魔族の女は隷属魔法を掛けて置いた、既に変身魔法も解けており頭には角が見えている。

前衛職の操られていた選手は連れて来たと同時に開いているベッドへと寝かせてヒール魔法を掛けて回復させる。

診療所のベッドはほぼ満床だが、魔法での治療が終わり回復すれば直ぐにここから別の場所へと連れて行く流れだ、今の所ほとんどが捕らわれていたらしい民間人が多く。

彼らはさほどひどい怪我を負ってはいない、その代わり精神魔法によるダメージの方が大きいらしい。

魔族の方は逆に取り調べの為、自白魔法を使用して今の身分と今後の情報を得る、その後はしばらく留置場へ身柄を移すことになる。


「それでおぬしらの計画は?」

「試合に勝ち進んで王族が出てきたら暴れる手筈です…」

「負けた場合は?」

「会場にとどまり観客席から陽動作戦を開始します」

「どちらにしても3回戦以降にならぬと上位の王族は来ないのだがな、他には?」

「第三王女の近くに移動することがあったなら、麻痺か毒の魔法で縛って攫うようにと命令されています」

「姫様」ジョリーン

「良いところに来た、後の取り調べは任せる」

「は?」

「後は任せる、少し早いが選手の控室に様子を見に行ってくるのでな」

「あ 姫様!」

「シュン」


自分もターゲットになっているのなら、その方が楽に敵を無力化できる。

ただ今すぐにことを大きくするように動くと大会に支障をきたす可能性が大きい、下手をすると魔族が全員暴れ出し大会そのものの運営が危うくなる、強いてはこの大会そのものを中止しなくてはいけなくなってしまう。

だがすでに魔族が何人いて誰に成り代わっているのかは割れており、大会の参加者の控室にいる仲間と協力すれば魔族のみをとらえる事は可能だ。


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