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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
大会トーナメント 前編
235/461

ロッドアダムスの1回戦

ロッドアダムスの1回戦


2人の力は拮抗していた、身長は10センチほど相手の方が大きい187センチ。

その膂力は見たままだが、魔法具をいくつも装備したロッドは何とかその攻撃を受け切っていた。


「ガイン!ギャリン!」

「ズンドズン!」

「くそ!」

「粘るな…」

「ガキが!」

「力は認めるが隙は多いな」


何度もその盾で相手の攻撃をいなし、隙をついては槍で攻撃を入れてきたが、相手も中々ロッドの攻撃をうまいこと躱している。

だがお互いに撃ち合うこと数分、大男の顔に疲れが見え始める。


「ハーフー」

「息が荒いな」

「なんだと!」

「じゃそろそろ始めるか」

「スピードアップ!」

「な…」


別に剣術の試合だからと言ってアシストの魔法を使ってはいけないと言う事など無い。

ロッドは最初わざと防御魔法だけかけて他の魔法を使用せず戦って来た、相手が弱って来たときに同じようなアシスト魔法を使うのか、それともそのまま戦い続けいつ奥の手を使うのかを見ていた。

ロッドはわざと相手の攻撃に併せて戦って来たのだが、どうやら敵にはもう何も奥の手が無さそうだ。


「止めだ!」

「なんだと!」

「ギャイン!ズシュズシュズシュ!」

「ドン!」

「ぐは」

「勝者 ロッドアダムス!」

「わー」


制限時間ギリギリだったが、敵の手を待たなければもっと早く決着はついたと思われる。

敵が何処まで剣術や魔法を使えるのか分からない以上、様子を見るのは当然な事と言える。

まあ本線トーナメントと言う場では今までより強い対戦者が出てこないとは限らない。

それに今の試合でロッドはアシスト魔法が2種類使える事がばれてしまったので次の対戦相手はロッドのアシスト魔法に警戒することになるだろう。

トーナメントは決勝まで後3回以上戦う事になる、それまでに手持ちの得意技やアシスト魔法をどこで使うかも作戦上の駆け引きになって来る。


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