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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
第4章 武術&魔術大会
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3将軍と会食

3将軍と会食


この組み合わせはどういう事なのかは分からない、だがグラムス将軍は公爵家であり将軍職の重鎮でもある。

数分するとようやく順番が回って来る、いつの間にか予約もしていないのにパーティールームを用意されてしまった。

一応メニューには簡単なお品書きとお勧めコースが書かれている。


「では本日のおすすめコースでよろしいですか?」

「うぬそれと大黒猪の肉塊20kを頼む」

「かしこまりました」

「本日は妾のおごりじゃ」

「姫様!」

「しかたがないじゃろう、今回だけじゃがな!」


まさか一番の金持ちが自分なのに年下だからといって将軍職におごってもらおうとか思わない、実はグラムス将軍からはバトルスーツの注文を受けていたりするので、後で製作費を上増しすれば良いだけ。


「ところで姫様、今期ダンジョン攻略は何処まで行かれるおつもりでしょうか?」

「また 斜め上からの質問を…」

「いやいや、姫様と一緒に攻略できるとかなりお得だとききましてな」グラムス

「将軍、図々しいですよ」ジョリーン

「まあまあ、私も気になりますよ」ブラウン

「人数によるな、既に60階層までは攻略したが、クラールダンジョンは今後レベリングチームだけにしようと思う」


次の攻略に参加する人数は多分倍の20人を超えるだろう、基本マーシャは自分のチームに参加したいと言う申し出を断ると言う事は無いが。

噂というのはいつの間にか一人歩きするものだ、まさか100人規模で一つのダンジョンを攻略するわけにもいかない。

来る者は拒まずもいい加減にしておかなければ、今後の計画にも支障をきたす。

まずは人員を一度精査して人数を絞り込まなければ、まだどこのダンジョンを攻略するのかも決めていないのだから。

秋の収穫祭を兼ねた大会終了と共に、王国各地からダンジョン攻略に参加表明を出した地方の領主お抱えの部隊が、こぞってクラールダンジョンへと行く事になる。

そうするとどう考えてもクラールダンジョンが満員御礼となり、他のダンジョンへ行かなければ自由にダンジョン攻略が出来なくなってくる。

この話は魔王にも話して置かないと後で面倒なことになりそうだ、マーシャとしてはBクラスダンジョンのバズラーダンジョンかもしくは魔王国北壁に位置するバハムートダンジョン辺りまで行って攻略する計画を立てなければいけなくなって来る。

Aクラス サザールダンジョン 魔王国北東

Aクラス バハムートダンジョン 魔王国北

Bクラス バズラーダンジョン 魔王国東

Bクラス ハーマルクダンジョン 魔王国北北東

Bクラス パピニョンダンジョン 魔王国南南東

Cクラス ビュールダンジョン 魔王国南西

Cクラス バンピールダンジョン 魔王国西南西

Dクラス クラールダンジョン 魔王国南

Dクラス クドウザダンジョン  魔王国北西

Eクラス ホーンテッドダンジョン 魔王国北北西

ランク付けは攻略の難しさではなく現時点の階層攻略が何処まで進んでいるかによる。

要するにAクラスは1階層でもかなり難しく、攻略も殆ど進んでいない。

逆にEクラスのダンジョンは現在80階層まで攻略が進み、かなり楽に階層攻略ができると言う事。

各ダンジョンは最低100階層、最高が250階層、実はまだAクラスやBクラスのダンジョンの階層は何階層あるのかしっかりと分かっていなかったりする。

ちなみにダンジョンの階層が攻略途中なのに何故分かったのかというと、攻略を進めて行く途中で、そのダンジョンの階層が何階層あるのかヒントや地図が得られることも有るからだ。


「この肉はすごいな!」


肉塊20k、7人で食べるとさほど多いとは思わないが、マーシャはラランカの為に注文していたりする。


「良いのでしょうか?」

「良いにきまっておろう、おぬしの為に頼んだのじゃ、遠慮するな」

「私が切り分けます」リリアナ


ナイフを入れると肉汁があふれ出し、中はミディアムレアのロースト猪、魔法でゆっくり焼き上げた極上の肉はその香りでさえ食欲を何倍にも増進させてくれる。


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