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転生した王女はとんでもなかった(天使の過ちは丸投げです)  作者: 夢未太士
第4章 武術&魔術大会
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チャッピー・マリオスペア

チャッピー・マリオスペア


このペアはっきり言うと、とんでもない組み合わせだった。

元よりマリオスの力だけでも相手は倒せるぐらいの力があるのだが、たまたま最初に当った相手は弱すぎたことも有る。


「83番チャッピー様84番マリオス様、対するは201番コール様202番アキル様」

「おう」

「はい」

「準備はよろしいですか?」

「いつでも行けます」

「こちらもOK」

「では始め!」


相手が動く前にこちらの高威力の攻撃魔法が叩き込まれる、逃げ場さえ無かったのだからどうしようもない。


「メガハリケーン」

「ダークバインド」


相手が詠唱を始める前に敵のペアの自由を奪い、極大風魔法をお見舞いする。

ダンジョン攻略の際にマーシャがやって見せた魔法だ、あの時マーシャは同じ魔法を同時に2つ以上解き放ったが、チャッピーは一つだけにしたようだ。

しかもマリオスの闇魔法によって相手の2人は自由を奪われてしまい、身動きせできなくなっている。

そこに上級魔法を喰らうのだからひとたまりもない、一応魔道具である程度の攻撃魔法を無効化することができたはずなのだが。

その魔法の威力は相手が考えているよりも大きかった。


「う 動けない」

「うわ ~」

「ゴー」

「勝者チャッピー様・マリオス様ペア」

「あっけなかった…」

「いやまだ最初ですから」

「確かに、この先が問題ですよね」


まあBクラスダンジョンの10階までは進んでいるマリオス、その力も半年前の倍になったと言う。

それにチャッピーの力もいつの間にか同じくらい強くなっているのだから、相手が急造のペアでなくとも負けてしまうのは仕方がない話だ。

ちなみに相手のペアはC級冒険者であり、一応婚約していたりする。


「あの2人強そうだな」観客

「もしかしてあの角って、魔族かしら…」

「いや獣人族じゃないか?」


実は角で魔族か普通の獣人かを見分けるのは難しい、獣人の角と言えば牛獣人と鹿獣人、そして羊獣人と。

しかもそれらの獣人達のハーフやクゥオーターまで居るのだ。

たとえマリオスが竜人系の血を引いていたとしてもその違いなど魔族でない限り区別はつかない。


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