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美人転校生がご厄介?!

俺の名前は水上零斗。俺は日本有数のお金持ち学校二之学園に通っている。

「おはよう。零斗くん。」

「おお、おはよ。夏恋。」

こいつは幼馴染の中野夏恋。弐之学園の生徒会長だ。成績トップ、運動はできないけどそこが可愛い。

「おはよう。零斗、夏恋、今日もラブラブね。」

「からかわないでください!」

「からかうな!」

「息ピッタリじゃない。」

こいつは佐々木美奈。もう一人の幼馴染。二之学園の副生徒会長。

俺たちは厄介な事件から一週間が立っていた。その時の話聞いてくれ。

2ヶ月前・・・

転校生が来る。と聞いていた。

「みなさん。はじめまして!彩風星と申します。皆さん仲良くしてくださいね。」

第一印象はすごく良かった。おしとやかな感じでthe・お嬢様って感じだった。美人だし・・・

でも1週間たったときにはもうかわいい猫がいきなり虎に豹変したように変わってしまった。

「ねえ、あんたたちさぁ、英語のテスト何点だった??」

急に聞いてきた。

「え・・・75だけど・・・結構うまくいったんだ。」

ちょっと自信の内容に言ったやつもいるし

「俺、85!」

自信満々に答えたやつもいた。

「ふーん。その程度かあ。」

星はあざ笑うように言った。

「は?」

みんなが星の言ったことに驚いたようだった。

「星、95だったの〜ここもレベル低いわねえ。ち・な・み・にー生徒会長は〜?」

みんな夏恋の方を見た、

「ふえ?私ですか・・・?私は・・・100点ですけど・・・」

言っていいかわからないという顔だった。

「は?」

星は、びっくりしたような顔をしたあと、

「ふ、ふーん。星、今日調子悪かっただけだし〜。」

「そ、そうなんですね・・・」

夏恋は困ったように笑っている。

「あ、じゃあ、ふくかいちょーはー?」

「えっと、私は・・・」

バッと美奈からテストをとった。

「へえ。ふくかいちょー、22点!」

みんなえっ。と声をあげるものや笑うもの様々なものがいた。美奈は泣きそうな顔で

「返して!」

と言った。

「嫌よ。こんな。22点だなんて・・・ふふ」

星は返すどころかみんなに回し始めた。それをいいことにみんなで回して笑っている。

「やめてよぉ。」

美奈が泣き出した。

「やめてください!!」

声を上げたのは夏恋だった。

「は?」

「やめてくださいと言っているのです。」

「何よ。いい子打っちゃって、本当はざまあとか思ってるんでしょ?」

煽るように星は言った。

「そんなこと思いません。美奈ちゃんだって嫌がってます。」

二人の会話をみんな黙って聞いている。二人は黙って睨み合っている。

その後すぐに星は美奈を煽るようなことを言い続けていた。夏恋は止めようとするにも止まらない・・・

バキッ

鈍い音がした。美奈が星の顔を殴った。

「そんなことして楽しい?ねえ?」

美奈が今まで見たことないような怒った顔をしていた。

「いたーい。ちょ、暴力振られましたー。うわーん。痛いよー」

星はわざとらしく大きな声で泣いた。先生が来て美奈は抑えられ、停学処分となった。でも停学処分終わっても美奈は学校に来ることはなかった。

俺は疑問に思っていた。確かに暴力を振るった美奈だって悪い・・・でもそれ以上にこの事件を起こした星にはなんの処分もなかったこと。おかしい。

「あの、零斗くん・・・この判断おかしくありませんか?」

夏恋は自分が早く止めなかったせいだと落ち込んでいる。

「あ、ああ。そのことについて考えていたんだ・・・」

俺だって、止められたはずなのに怖くて止められなかった。俺たちは二人で考えていた。


事件があって数日たった日・・・

「ええ、皆さんおはようございます。ええ、副生徒会長が変わりました。ええ、彩風星さんです。」

ええークラス中驚いていた。

「ええ〜星でいいんですかー?」

星は知っていたかのように言った。

「たしかにそうだよな。暴力振るって生徒会につとまらないもんなあ。」

「それなー」

俺は怒りに震えていた・・・・夏恋だって同じだった。

「寿々木先生、意義ありです。」

「ええ、夏恋さんどうしました?」

「なぜ。私へ報告なしに勝手に美奈ちゃんを生徒会から追放したんですか・・・生徒会はすべて任せると校長先生直々に言われているのですが・・・」

夏恋はニコニコと笑っている。夏恋は怒るとめっちゃ怖い。

「ええ、先生は追放とかじゃなくてね。暴力をした人を副会長っていうのはねえ」

先生は少し焦ったようだった。

「それについても意義ありです。」

夏恋は淡々と言っていく。

「はい?」

「確かに美奈ちゃんは暴力をふるいました。その理由を先生はご存知ですか?」

「え、あ、」

先生は明らかに動揺している。

「先生。あの日、何が会ったのかすべてお話しましょう。」

「しかしねえ、君一人では証明はできないよなあ。」

「もう一人いますよ。ねえ、零斗くん。」

夏恋がこっちを見た。

「ああ。寿々木先生あの事件のことしっかり教えてやるよ。」

そしてあの日会ったことをすべて洗いざらい話した。

「ふふ。おかしいですねえ。この事件明らかに。星さんが加わっているようですが。」

「あ、えーと、それはだねえ。」

これは俺達の作戦だった。この先生ははじめから星を明らかに贔屓していたのだから。美人だったからだろう。まあ、夏恋のほうが可愛いけどな。ごほんごほん話がそれたが・・・

「話は全て聞かせてもらったよ」

ガラッとドアが開き校長先生が教室に入ってきた。

「寿々木先生、これはどういうことかね?私は一方的に美奈さんが殴ったと聞いておりますが・・・」

「校長?!ち、違います。これは彼らの変な探偵ごっこです!!」

「ほう。じゃあ、これは何なのかね?」

そう言って校長はテレビをつけた。そこに映されたのはあの日の映像だった。

星と寿々木先生は大慌てで、

「違います。私は何も知りませんでした。」

「はあ?何言ってんのよ。先生が隠してくれるって言ったから」

二人はぎゃあぎゃあ喚いていた。

「うるせぇよ。ぎゃあぎゃあぎゃあぎゃあって、お前らいくつだよ?ああ?」

みんな俺の不良口調にびっくりして俺を見た。

やっちまった。俺は中学の時『白銀の一匹狼』と呼ばれその名を聞けばここらへんの町では名を聞けば他の連中は裸足で逃げるという噂があったバリバリ不良だった。

「では二人とも校長室へ来なさい。今すぐ。親御さんには連絡入っているはずだよ。」

校長先生は驚きつつも俺を見てびっくりしている二人へ声をかけた。

その後、すぐに星は停学処分となったが居づらくなったのか転校していった。寿々木先生は教師免許剥奪となり今、すごく困っているそうだ。

それから、美奈は学校へ来るようになり。

「このような事件を招いてしまったのは私の責任だ。すまなかった。」

と校長先生に謝られ、

「私も、すぐに止められられなくて・・・本当にごめんなさい。」

「俺も、本当にごめん。」

「いいんだよ!もう。終わったことだし!ね?」

美奈はいつもの美奈に戻った。

クラスの奴らはみんな、美奈に謝り、俺にも謝ってきた。俺に目をつけられたら大変だと思ったんだろうな。

それから、今まで通り?過ごしている。変わったのは俺と夏恋が付き合ったことだ。あのあと美奈に押され告白をした結果。OKをもらえたのだった。

これが、俺らの学校生活第一歩。これからもどんどん事件を解決するぜ。


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