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ア「で、月光世界編を始めようと思うんだけど……。
どういう始め方にする?」
ル「うん。 とりあえずアルハ、トラックに轢かれてこい」
ア「え、俺、神なんだけど……どういう理屈で轢かれて死ぬの……?」
ル「そうだな……うん。 じゃあ、こんな感じで…」
[ア「俺、アルハ。
女学校で下着ドロをしたある日、ドジを踏んだ俺はその下着の持ち主に追いかけられている道中、トラックに轢かれて死んd…」]
ア「待て待て待て。
なんで俺、下着ドロしてんの?」
ル「いつもしてるだろ?」
ア「してねーよ! それ、クロノスの末子じゃねーか!」
ル「あれ?そうだったか?」
X「ウチの子が本当に…申し訳ない……」
ル「あ、そうみたいだな。 まあ、アルハもやってそうだし別にどちらでも構わんがな」
ア「よくねーよ! 俺がやってんのは覗きだけだよ!」
ル「スレスレかと思ったらガッツリ犯罪してんのに何をツッコミ役に回ってんだこの腐れボケナスは…」
ア「なんか、いつの間にか始まってました的な感じで良くね?」
ル「自分で決めるのなら聞く意味はあったのか?」
ア「一応だよ、一応。
もしかしたら、この知恵の神アルハよりも良い案が出るかもしれないからな」
ル「他力本願だったくせに偉そうに…」
ア「だって俺、天界序列二位の創生神と三位の戦神相手にダベってんだよ? 普通、頼りにしない?」
ル「そんなもんか?」
ア「いや、そうだろ。
例えば! 例えばだよ?」
ル「君がいるだけで心が強くなれることって言いたいんだろ。分かってる分かってる」
ア「米○CLUBじゃねーよ!
例えばさ、トラックに轢かれて転生した主人公がいたとします。
その時に、困ったら神様からの助言を貰える的な特典があったら、どんな些細な事でも聞くでしょ?それと同じ」
ル「その転生者はそれで良いとして、貴様であれば自分の胸に手を当てて聞けばいいんじゃないか? 解決策としてはこの上ないぞ」
ア「アルハさんはね? そういう風に一人で解決したいわけじゃあないんだよ。
みんなで切磋琢磨して、みんなで苦難を乗り越えたい…!
みんなで頑張ったって良いじゃない、ファンタジー系だもの。 あるお」
ル「みつおのノリで丸く収めた感じにすんな」
ア「それでさ、月光世界編の始まりはどうしよう!?」
ル「さっきので良いって自分で言っていただろ」
ア「脈絡無く始まって「??」でした。
的な感想送られたら……」
ル「なら、文句言いたいだけなら失せろとでも言っておけば良い」
ア「ヤダ!そんな返信したら干されちゃうもん!!(泣)」
ル「面倒臭いクソボケだな……。
だいたい、レビューどころか感想一つも貰ってないやつがそんな心配するのはどうなんだ?」
※この後、感想とレビューをいただけました。
ア「来たらどうすんだよ!?」
ル「来てから考えれば良い」
ア「アルハさんと童帝はクソザコナメクジメンタルなんだぞ!? ちょっとでも否定的な感想送られたら、絶対半年は立ち直れないって……!!」
ル「親死んで一番最初に心配したのが相続放棄の手続きだった童帝だぞ? そんなんで壊れるならとっくにポックリ逝ってる」
ア「じゃあ、俺だけが半年間立ち直れなくなるかもしれないんだぞ!?」
ル「知るかッッ! だったら主人公交代すりゃ万事解決!はい、終わり!」
ア「ウワァーーーん!!! クロノスぅ…!!!ルイが俺をいらないって言ったぁー!!」
X「どうどう……」
その後、クソザコナメクジなアルハさんはクロノスさんにしばらくなだめられてから、次はこの作品の大まかな設定でも説明しようと考えるのでした。




