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罪に願いを 新世界の先駆者  作者: 綾司木あや寧
零章 番外編
31/175

まけんしと ばんがいへん!さん

魔剣使徒編のネタバレがあります

 ア「てなわけで、レヴィの正体は嫉妬の悪魔でしたーびっくりー(棒)」

 マ「それ驚いてない人のリアクションなんですよ!」

 ア「だって初対面の時からいかにも怪しかったのに、それをバカ正直に信じるなんてお前ぐらいだぞ?」

 マ「相手を疑ってかかるなんてアタシには出来ないだけです!」

 ア「だからバカを見るんだろ?」

 マ「…………」

 ア「はい、ダン・マリーノ23世! いるよな、都合悪くなるとダン・マリーノ23世になっちゃうやつ〜!」

 マ「うるさいですねぇ! そーですよ、アタシはバカですよ!

 でも、正体を知った後も悪い人には思えなかったんです……」

 ア「……ま、そう思ってくれる奴が一人でもいるのは、レヴィにとっても嬉しい誤算だろうな」

 マ「……アルハさんは、アタシからこの話を聞いた後、あんまり怒りませんでしたよね。 どうしてです?」

 ア「どうして……か。難しい質問だな。

 …………。

 …………。

 …………選べなかった選択肢を選んだから……かもな」

 マ「選べなかった選択肢……ですか」

 ア「そ。

 昔、創造神が月光世界を造った時、あの世界の海に何かがいるのは気付いていた。

 でも、創造神はソレと関わりを持つよりも世界を造ることを優先した。

 その結果、先代の月光世界管理神が好き放題やってレヴィを傷付けた」

 マ「先代の管理神……」

 ア「知ってるだろうが、月光世界の名前の由来であり、オーディンの次に生まれた神のことな。

 レヴィは先代管理神とその時代のア・ヌールの人間に絶望して、全ての神や人を憎むようになった。

 でも、どっかのバカはバカ正直に相手を信じまくって、それで自分が裏切られても尚、心配するような素振りを見せて、相手の心を揺らがせるところまでこぎつけた。

 最高にイカれたギャグメンタルだからな、怒るよりも褒め称えるべきだろ?」

 マ「…………。

 それ、ちょっとバカにしてません?」

 ア「? さっきからバカって言ってるけど?」

 マ「そーいうことじゃなくて!

 ああーーっ!もう、いいです!」

 ア「でも、モグラの眷属はもう退場かー……」

 レ「噛ませだから仕方ないですよ、おじ様」

 マ「隙だらけでしたしねー。

 ……って、何でいるんです!?」

 レ「? 私、魔剣使徒編では番外編もレギュラーだと思ったんだけど……」

 マ「いやいやいや! レヴィさん、敵だって事になってるのに、こっちに出ちゃって良いんですか!?」

 レ「私は別に……」

 マ「えぇ……(困惑)」

 ア「ま、そんなわけで、レヴィは魔剣使徒編ではこれからもコッチに出るからシクヨロ〜」

 マ「アルハさん、冷静を装ってますけど、いると思わずカッコつけた事を言ってましたよね?」

 ア「…………」


 アルハはそっぽを向き、両手で顔を覆う。


 レ「あ、おじ様照れてる」

 ア「照れてないもん。

 あるはしゃん、全然照れてないから。そういうキャラじゃないから」

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