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ア「というわけで、前回から出演してる厨二病な金髪碧眼幼女、ルイことオーディンでーす」
ル「オーディンだ。……いや、ルイと名乗るべきなのか?」
ア「ルイでいいんじゃないか? オーディンって呼ぶには貫禄無さすぎるしwww」
ル「……」
ルイさんはアルハさんに向け、真っ黒い槍を突き刺そうとしています。
X「オーディン落ち着いて…(汗)」
ル「案ずるな、私は至って冷静だ」
X「にしては、槍への魔力濃度が上がってるように思えるけど……」
ル「気のせいだ。 だから、アルハを殺す」
X「あれ、もしかして会話成立してないのかな!?
アルハも早く謝って!(汗)」
ア「もう殺られ慣れた」
X「そんな台詞を言う主人公って……。
オーディン、アルハのあの発言は愛情の裏返しみたいなものなんだ、君も知っているだろう? 許してはもらえないだろうか…?」
ル「……貴様も大変だな」
ルイさんは構えていた槍を仕舞い、こたつへと足を入れます。
ア「ちょっ…やだあ…狭くなっちゃうぅ〜……」
ル「貴様が出れば広くなるぞ」
ア「それ、俺、温まれないんですけど…」
ル「ハァ……疲れた……」
ア「え、ルイたんどうしたんでちゅか?」
アルハさんが煽るように訊ねます。
ル「どこぞのクソゴミが飯食いたいとか言ったがために、遠出をしてきたんでちゅよ」
ルイさん、一切の感情と名前を出さずにアルハさんに苦言を呈しています。
ア「エェッ!? だゃれぇだろうぅ……(´;ω;`)」
殴りたい、この泣き顔。
X「オーディン、こんな寒空の中、食事を頼んでしまいすまなかったね」
ル「貴様は遠慮をしすぎだ、クロノス。
そこの神の恥みたいなゴミとは対象的だという自覚が無いんじゃないのか?」
ア「ゴミ……?」
アルハさんが辺りを見回します。
ア「おいおいルイちゃァん…俺達三人以外にここに神はいないぜ?」
何ということでしょう、こちらも自覚が無いらしいです。
ル「……ほら、こんな逞しい奴もいるんだ、クロノスも少しは偉そうにした方が二大創神としての威厳を見せれるんじゃないのか?」
X「そう…かな……」
ア「まあ、神の恥が誰なのかは知らないが……クロノスが神の鑑的な存在ってのは俺も同意だな!
創造神が世界や文明、法を造っただけで、後はぜぇ〜んぶ創生神であるお前に任せてるのも信頼の証だろうし」
X「アルハ……」
クロノスさんは影が形を成しているだけの存在なので表情は窺えません。が、声や雰囲気からして、少し嬉しそうにしているのは二人には伝わります。
ル「ふふ……。しかし、アルハ。
貴様が創造神の事を話すと、どうもムカつくのは何なんだろうな」
ア「……分かってるだろうけど、本編でその発言は無しだからな?」
ル「無理だな、どうしてでも自己批判感が否めん」




