ばんがいへん! りっくんかいせつ
ア「というわけで次回は水明世界編か魔剣使徒編を書こうとおもってむぅあす!」
ル「森奏世界編が始まって早々に次章の話か」
ア「作者…もとい童帝がモチベあるのは良い事じゃん!」
ル「内容は薄っぺらいけどな」
ア「やめろ(真顔)」
ア「ルイたんはどっちが見たい〜?」
ル「私の答えで次章が変わるのか?」
ア「それは…誰にも……わから、ない…」
ル「最後のわからないは区切る必要無いだろ。 だが、どちらが見たいかと問われると……そうだな……。
やはり、嫉妬の悪魔を封印するために私が再度開いた影世界のア・ヌールと北欧四魔剣を題材にした魔剣使t…」
ア「やっぱ水明世界編だよね!! 『罪に願いを 怠惰の継承者』で主人公だった飯島璃空くんも出るし!」
ル「……おい、何故聞いた。
しかし、璃空か……どういったキャラか忘れたな……いつものように説明しろ」
ア「うーわっ!神ってホント偉そうな奴多いな〜俺もだけどー」
飯島璃空
飯島家の長男。
年齢14歳
身長153cm体重47kg
未代志遠と同様、この世界の二大創神以外の力で別世界から転移した。尚、その別世界ではすでに転生している。
スリーサイズは上から……。
ル「ちょっと待て、男でスリーサイズ……?」
ア「かわいい系男主人公にしようって童帝が…」
ル「アイツまじか、とうとうそっちの方にも……」
ア「続けるぞー」
璃空の家庭はとても裕福で、いわゆる上級国民ってやつだったわけですよ。
璃空も姉である飯島瑠樹も頭良し、顔良し、性格ヨシ、現場猫ヨシ!
ただ、親がどうしようもなかった。
璃空は生まれたから一度も病院の外に出た事が無い。 それは、決して体が不自由だからというわけではなく、何かある度に自分の体を姉に提供していたからだ。
本来、ドナーというのは亡くなった人の使える臓器などを提供するものだが、その病院は璃空の父親が営んでおり、誰一人として口外する事はなく、仮にしようものなら存在を抹消されていた。
ル「権力ありすぎじゃないか?」
ア「存命だった璃空の祖父は総理大臣、伯父は警視総監とかいうハチャメチャな家族構成。 それに父親も医者としては世界で五本の指に入るほど優秀だったからな。 誰も言わないし言えなかった」
ル「なるほどな。 だが、何故そこまでして姉である瑠樹のために璃空を利用していたんだ?」
ア「そりゃお前、瑠樹が超がつくほどの天才だったからだよ」
璃空の姉である飯島瑠樹は、えっとぉ……。
ル「ん? どうした、続きを早く言わないか」
ア「なんか…うん……メチャンコ頭が良かった!」
ル「バカ丸出しな説明だな」
ア「とにかく! その瑠樹を生かしたいが為に璃空を利用し続けていた」
血液を提供し、臓器を提供し、骨を提供し…そのうち璃空は生きてる事すら困難になっていった。
そしてある日、璃空がそうなった原因が自分にあると気付いた瑠樹は自ら命を絶とうとした。
ル「絶とうとした……という事は……」
ア「ま、そういうことだな」
どっかのビルの屋上からの転落死で瑠樹の頭部は半分以上が損傷、体全体の骨も粉々に砕けていた。
なのに、父親はそれをどうにかしてしまった。
ル「異常だな」
ア「コイツが実は悪魔に魂売ってたヤベー奴だったわけですよ、これが」
ル「冗談抜きで悪魔に魂を売ったという意味か」
ア「そ。 その世界でのベルフェゴールにな」
瑠樹は、璃空の骨や脳を移植した結果、後遺症が残る事なく半年で退院できたらしい。 だが、当然のことながら璃空は死んだ。
瑠樹は自殺未遂をした後に意識が覚醒した事で察し、そして嘆いた。
数ヶ月しか残されていなかった弟の命を自分が奪ってしまったと。
ル「瑠樹も哀れだが、璃空も逃れられなかったがために死を選ぶ事になるのは……なんともいえないな……」
ア「ん? 何言ってんだ?」
ル「は? いや、だから、死にたくなかったのに…」
ア「璃空が常に言っていた言葉を教えてやろうか?」
『僕が苦しむだけで姉さんが救われるなら、それは素晴らしい事ですよ』
悲しい素振りも、恐怖も、恨みを抱くわけでもなく、ただ、嬉しそうに、幸せそうに、璃空は穏やかな笑みを浮かべながらそう答えた。
ア「めでたしめでたし!」
ル「……えっ、終わり!? 続きは?」
ア「続きは『罪に願いを 怠惰の継承者』を見てね!」
ル「すでに消されてる話をどうやって見ればいいんだ」
ア「あ、そっかぁ。 じゃあ、水明世界編を待っててね!森奏世界編と魔剣使徒編終わったら書くつもりらしいから!」
ル「随分と先になるんだな。 というか魔剣使徒編やるんじゃないか」
ア「うん。 魔剣使徒編ではアルハしゃんの出番ほとんど無いけど」
ル「? では、誰が……」
ア「マノと今回の森奏世界編で登場するマノたんの心をかっさらった未代志遠とかいうぐぬぬ野郎だZE!」
ル「最後に貴様が全て解決するオチだな」
ア「いやいや! 本当に出ないんだって!
魔剣使徒編はマノが本来の姿に戻れない状況で、どうやって迫りくる困難に立ち向かうかっていうのが大まかな内容だから」
ル「へー」
ア「やんッ! 興味なさげ〜!」
ル「そんなことより解説しろ」
ア「え、解説って……璃空の?」
ル「そのためのこのサブタイだろ」
ア「えぇ〜?! しょうがないでござるなぁ……」
ア「じゃあ、今回は未代志遠の時みたいにざっくりと能力説明な」
飯島璃空は転生時、その世界の創造神クロノスにより、特定の条件を満たすことで発動できる武装能力と瑠璃の剣と呼ばれる武器、そしてその武器で発動する聖奥と呼ばれる強力な技を得ていた。
聖奥は抜刀術を用いた近接攻撃型聖奥ラズリ・オヂティス。
瑠璃の剣に自身の魔力を送り込むことでその形状を弓に変えた後、魔力で生成した矢で相手を貫く遠隔攻撃型聖奥アローレイ・ラピスラズリの二種類である。
尚、アローレイ・ラピスラズリは後述する武装能力時以外は発動不可。
武装能力、蒼天なる林檎。
具現化させた自らの魂を口に入れる事で発動する。
聖奥武装と近い能力ではあるが、あちらとの差別点として、使用者の意思で解除するまでは永続的に武装状態を維持できる。
肉体のあらゆる機能が通常時の数千倍に跳ね上がり、クロノスから与えられた武器、瑠璃の剣がその碧き輝きと共鳴し、真価を発揮する。
ル「蒼天なる林檎……なんかカッコいいな…」
ア「だろだろ〜? 前髪で片眼隠してる金髪碧眼厨二病ロリ神のオーディン的には今の説明ハマるだろ〜?」
ル「ロリ神言うなッ!
しかし、そこまでの能力なら欠点もあるんじゃないのか?」
ア「もち! あるよ〜」
ル「どんな?」
ア「一度使えば立ちくらみ。
二度使えば偏頭痛。
三度使えば嗅覚を失い。
四度使えば味覚を失い。
五度使えばを聴覚を失い
六度使えば視覚を失い。
七度使えば触覚を失い。
八度使えば肉体や魂を失い、自らがいたという事すら全ての人の記憶から無くなる。 程度かな。だはは!」
ル「だはは!じゃねーよ!
神からの祝福かと思ったら呪われた装備じゃねーか!」
ア「そうなのよ〜! おかげで作中で璃空くんが本気で戦うのは八回だけなの〜!」
ル「八回だけって……璃空は死ぬ事前提だったのか」
ア「童帝が言うには、一番好きなキャラだから死んでほしかったんだってさ」
ル「性癖歪んでるな」
ア「イヤ〜照れるでござるよ〜〜!!ウヒョヒョヒョヒョヒョヒョォォォォwwwwww」