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父の性癖

俺の母親は父親の愛人の一人だった。


父親の本妻は過去に二人いた。


若くして病死した最初の妻と、恐らく暗殺されたと思われている二人目…



そうして、この間話にあったのが三人目である。





愛人たちが父の寵愛を欲しがるのは、無理もない


商業ギルドに顔が利き、多くの商品を開発し特許を得ては更なる儲けを生み出していた。


即ち金だ…


実家への優遇や融資を狙っていることは、解りきっている。



そうして、父は新しい妻を招き入れた。



まだ12の…俺よりも若い少女だった。



そんな俺と、本妻の少女はある時まで接点がなかったのだ。


嘘じゃない…



あの日、男爵家の三男坊・フレイが娼館に行くからと誘いに来た。


それを受けて、彼女が俺を呼びに来たのだ。

解らないでもない…が、お手伝いさんじゃねぇよ


むしろあんたも何、平然と男の部屋に来てんだ。



「女遊びは程々にしやれ」

その言葉に、俺は苛立ち関係ないと振り払う。


「確かに関係は無いが、娼婦は何本もくわえ込む

相手を見極めるは至難の技であろう」

そうツラツラと紡がれる言葉に、その日は娼館に行かないことにした。


「性交、口淫でもうつる故に気を付けなされよ」

まだ続くか…


翌日には、何故か俺と遊びに来ていたフレイを部屋に招き入れた。


「まぁ、昨日の話の流れで発散出来なかった、健康優良男子の君らに」

そう渡されたのは、小さな正方形のパッケージに入った何か…


「なんだこれ」

フレイがビリリと袋から取り出したのは丸い…


「試作品で悪いが、それはコンドーム…ゴムと言う。簡単に言えば避妊具だ」


その言葉にぐしゃり握ってしまった。

フレイは硬直している…あぁ使えないな


その間に、小さな箱から紙を取り出しては、顔を赤くさせていた。

紙を奪い取れば、その内容に目を疑った…



裏表を間違えないように勃起したペニスに被せます


陰毛を巻き込まないよう、ゆっくりと根元まで



正直に言おう、破り捨てたくなった…


しかし、寝台の上で丸まっている姿は、ただの恥じらう少女そのものだ。


昨日は性病について、あんなに語っていたのに…



フレイに使用法の記された紙を渡した。


その紙に目を通すと、おもむろにベルトを弛め始めたものだから…殴った。

俺は悪くない…はずだ。



その後、装着具合を確認させようと、少女相手に嫌がらせ紛いのことを仕出かした。


大体、手を貸してくれって…それで手コキさせるか普通


フレイは、少女が暴れた際に男の急所を蹴られ、沈んだ。

結婚後のお話でした


一貫として、少女がアイゼンガルド・ミュラー


義理の息子は名前出てませんが、今のところギルバート(仮)です。

男爵の三男坊フレイは、女遊びが激しい変態じみた男です。

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