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プロローグ



「適当にがんばろう同好会」


 これは、俺こと丙 柊が所属することになった同好会の正式名称である。


 私立一宮繁藝いちのみやはんげい高等学校。


 始業式当日まで知らなかったのだが、この高校は通称を「一芸高校」といい、学校側の教育方針としてただ学業面においてのみ評価するのではなく、生徒各個人の得意な面、すなわち一芸をも評価の対象としていた。そんな方針の学校側は校則で生徒がなにかしらの部活動に所属することを義務づけていたのだ。ちなみに一芸入試もあったらしい。俺は一般入試で受かったが。


 俺は中学まで帰宅部でエースを務めており、その下校速度の速さは他の生徒から群を抜いていた。帰宅したからといって特に何があるわけでもないのだが、まあ毎日ゲームをしたりネットの大型掲示板を見たりして日々を過ごしていた。


 そんな俺も一芸高校の校則により部活をしなければならなくなった。


 同じ中学からの同級生には、


「遂に下校神も堕ちた」


と言われた。下校神ってなんだ下校神。


 その同級生と話をした結果、俺は学校内で最もネタな部活に入ることに決めた。


 そこで生徒手帳を開き現在活動中の部活一覧を見たのだが、


「野球部サッカー部硬式テニス部陸上競技部アメフト部バスケ部バレー部卓球部水泳部剣道部柔道部弓道部合気道部バトミントン部料理研究部映画研究部化学部科学部生物部文芸部地理歴史部数学研究会コンピュータ部放送部百人一首部軽音楽部・・・・・・」


などをはじめとして大量の部活が数ページにわたって書き連ねられていた。


「多い・・・・・・。流石一芸高」


 そんな中最後の方、同好会の欄にあったのが、「適当にがんばろう同好会」である。


「アバンギャルドな・・・・・・。まあ、たぶんこれが一番ネタだろ」


 こうして俺は適当にがんばろう同好会に入会することと相成った。


 そして、俺は当時の俺にこう言いたい。


「悪いことは言わん、普通の部活に入れ」


と。


 しかし過去に戻ることはできない。


 俺は適当にがんばろう同好会に入会し、できれば知り合いたくない人物と知り合ってしまった。


 それはもう、覆しようのない事実なのだから。

すいません、前作の終わりが見えないままに新作を書いてしまいましたw


どうか暖かい目で見守ってやってくださいm(_ _)m

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